【5/23-5/27】MEXC週刊・暗号資産速報

MEXC Researchの統計によると、2022年5月23日から27日の時点で、暗号資産業界では18件の重要な公開的投資ラウンドがあり、その資金調達総額は133.36億ドルに上りました。このうち、Metaverse & NFT & GameFi セクターは0.33億ドルを、DeFiとWeb3セクターは129.7億ドルを、インフラ整備セクターは3.23億ドルを、ブロックチェーンセクターは46.6億ドルの投資ラウンドを終了しています。

先週注目すべき重要なニュースとしては、LUNAのバーンに関するコミュニティ投票、LUNAの移行、LUNAトークンの改名などがあります。(本稿の最後に掲載)

I. Metaverse&NFT&GameFi

1. P2Eシューティングゲーム「Cantina Royale」がMechanism Capitalを中心とした投資ラウンドで450万ドルを調達

5月27日、P2Eシューティングゲーム「Cantina Royale」は、Mechanism CapitalとElrondが主導する投資ラウンドで450万ドルを調達しました。このラウンドには、Crypto.com、Morningstar Ventures、Animoca Brands、Skynet EGLD Capital、GBV Capital、Good Games Guild、Chingariなどが参加しています。資金使途は、新機能やゲームモードの開発、構築に充当する予定です。

2.  資産取引所「Jupiter Exchange」がWhite Hilt Capital主導の資金調達ラウンドで500万ドルを調達

5月27日、NFT技術を用いた資産取引所である「Jupiter Exchange」は、White Hilt Capitalが主導するシードラウンドで500万ドルを調達しました。「Jupiter Exchange」は、美術品、車、スニーカー、その他人気のある文化的記念品などの代替資産が所有権NFTを造幣し、個々の所有権トークンに分数化できるよう、シンプルな取引プロセスを確立しています。

3. Solanaチェーン上のNFTアプリケーション「Primitives」は、Redpointが主導する投資ラウンドで400万ドルを調達

5月25日、Solanaチェーン上のNFTアプリケーションである「Primitives」は、Redpointが主導し、Union Square Ventures、Harlem Capital、Stellation Capitalなどが参加したシード投資ラウンドで400万ドルを調達しました。「Primitives」は、ユーザーが無料でNFTを作成・共有するためのモバイルサイトを提供しています。また、このアプリには、ユーザーがNFTを保存するためのネイティブな暗号資産ウォレットが内蔵されています。

4. 音楽NFTスタートアップの「ArtistFirst」がMulticoin Capital主導の投資ラウンドで550万ドルを調達

5月25日、音楽NFTスタートアップの「ArtistFirst Technology Inc」は、Multicoin Capitalが主導するシード投資ラウンドで550万ドルを調達しました。このラウンドには、Krafton、Pravega Ventures、GAMA、Woodstock Fund、IOSG Ventures、Polygon StudiosとPolygonの共同創業者の Sandeep Nailwal、Gokul Rajaram、Prashant Malik、Miten Sampatが参加しています。このラウンドは、技術チームや業界とのパートナーシップの拡大、アーティストの採用などに活用される予定です。

5. NFT不正検知スタートアップの「Doppel」が、FTX Venturesが主導するシード投資ラウンドで500万ドルを調達

5月25日、NFT詐欺検出企業である「Doppel」は、FTX Venturesが主導するシードファンディングラウンドで500万ドルを調達しました。このラウンドには、Polygon Studios, Solana Ventures, OpenSea Ventures, Dapper Labs, SVAngel, South Park Commons, Script Capital, Spartan Group, Paxos, 6529 Capital, Quiet Capital, AlphaLab Capital, Balaji Srinivasan, Gokul Rajaramなどが参加しています。「Doppel」は、NFTの偽造品や悪質業者を検知するサービスを提供しています。執筆時点ではEthereum、Solana、PolygonのNFTをサポートしており、将来的にはFLOWのエコシステムに拡大する予定です。「Doppel」は今年中にブロックチェーンを追加する予定であり、今回の資金で検出能力を向上させる予定です。

6. ソーシャルNFT市場「Bubblehouse」が、Cassius Family主導の投資ラウンドで900万ドルを調達

5月24日、ソーシャルNFT市場の「Bubblehouse」は、Cassius Familyが主導し、Third Kind VC、SV Angel、Kima Ventures、Watertower Ventures、Ocho Capitalなどが参加したシードファンデイングラウンドで、900万ドルを調達しました。「Bubblehouse」は、2002年に設立され、クリエイターがコンテンツを斬新かつ魅力的に表現するためのプラットフォームとして機能しています。現在、初のソーシャルNFTプラットフォームとして位置づけられています。

II. DeFi & Web 3

1.音楽投資会社「MUSIC」がJS Capital Management主導の投資ラウンドで2億ドルを調達

5月27日、音楽事業への投資に特化した会社「MUSIC」が、JS Capital Management、Schusterman Family Investmentsなどが参加した投資ラウンドで2億ドルの初期資金調達をしました。このラウンドは、音楽業界のWeb3革新に取り組むテクノロジー企業、レコード会社、音楽出版社、音楽会社に投資するための初期資金となります。

2. Web3ファッションソリューションプロバイダーの「Bold Metrics」がBessemer Venture Partnersが主導する投資ラウンドで800万ドルを調達

5月27日、米国のWeb3ファッションソリューションプロバイダー「Bold Metrics」が、Bessemer Venture Partnersが主導するシリーズA投資ラウンドで、800万ドルを調達しました。このラウンドには、Lytical Ventures、ValueStream Ventures、Nanban Venturesが参加しました。同社はこれまで、総額1230万ドルの資金を調達しました。今回のラウンドは、新たな成長市場への進出と研究規模の強化に充当される予定です。

3. 「Enhanced Digital Group」は、WebN GroupとGenesisが主導する投資ラウンドで1250万ドルを調達

5月25日、暗号資産業界の仕組み商品を提供する「Enhanced Digital Group」(EDG)は、WebN GroupとGenesisが主導するシード投資ラウンドで、1250万ドルを調達しました。このラウンドには、New Form Capital、Nexo Ventures、Kinetic、BH Digital、Tribe Capital、IntoTheBlockの創設者Jesus Rodriguezなどが参加しました。このラウンドは、EDGが米国内外の取引企業に製品やサービスを提供し、営業、技術、法務、財務のスタッフ採用拡大のための運転資金となる予定です。

4.   Web3ゲームスタジオ「MetaKings」がAnimoca Brandsの参加する投資ラウンドで1,500万ドルを調達

5月25日、Web3ゲームスタジオの「MetaKings」は、Makers Fund、Bitkraft Ventures、Delphi Digital、Animoca Brands、Shima Capital、WW Ventures、Spartan Group、Huobi Venturesなどが参加したシード投資ラウンドで1500万ドルを調達しました。この資金は、ゲーム開発および同スタジオ初の戦略ゲームである「Blocklords」のマーケティングに使用される予定です。情報によると、この中世紀の戦略に基づいた多人数参加型オンライン(MMO)ゲームは、来年に発売される予定です。

5. ゲーム大手のTake-Twoが「Zynga」を127億ドルで買収し、Web3のチャンスを掴む

5月24日、米国のゲーム開発・出版会社Take-Twoは、ソーシャルゲーム会社「Zynga」を127億ドルで買収・合併しました。「Zynga」はブロックチェーンのチームメンバーを15人から100人に拡大し、2022年末にNFTゲームを発売する予定です。

6. 韓国のAR企業「RECON Labs」、Kakao Venturesが参加した投資ラウンドで440万ドルを調達

5月23日、韓国のARスタートアップである「RECON Labs」がKakao Brain、Hanwa Techwin、Korea Investment Partners、Lotte Ventures、Kakao Ventures、Shinhan Capital、Navar D2SFなどが参加したシリーズA投資ラウンドで440万ドルを調達しました。この資金は、チームの拡大とPlic ARプラットフォームの改善に使われる予定です。このプラットフォームは、ユーザーが特定の3Dモデリングスキルなしで、2D画像を製品の3D仮想イメージに自動的に変換することができます。

7. メタ・ユニバースのUGCプラットフォーム「BUD」がSequoia Capital India主導の投資ラウンドで3680万ドルを調達

5月23日、メタ・ユニバースのUGCプラットフォームの「BUD」は、Sequoia Capital Indiaが主導し、ClearVue Partners、NetEase、Northern Light Venture Capital、GGV Capital、Qimin Ventures Partners、Source Code Capitalなどが参加するシリーズB投資ラウンドで3680万ドルを調達しました。この資金は主にエディタの継続的な改良と国際市場での開発に使用される予定です。BUDは、2019年に元Snapのエンジニア、RisaとShawnが共同設立し、本社はシンガポールに置かれています。BUDは、BUDのコードレスツールを使用することで、ユーザーがパーソナライズされた3Dインタラクティブコンテンツを作成することをサポートしています。

III. インフラの整備

1. ETH Layer2 開発元の「StarkWare」がGreenoaksとCoatueが主導する投資ラウンドで1億ドルを調達

5月25日、Ethereum Layer 2の開発元である「StarkWare」は、評価額80億ドルで1億ドルのシリーズD投資ラウンドを完了しました。このラウンドはGreenoaksとCoatueが主導し、Tiger Global、その他のオリジナル投資家などが参加しました。2021年11月、「StarkWare」はSequoia Capitalが主導するシリーズC投資ラウンドで、評価額20億ドルで5000万ドルを調達しました。

2. 暗号資産税務サービス会社「ZenLedge」rは、ParaFi Capitalが主導する投資ラウンドで1500万ドルを調達

5月25日、暗号資産税務サービス会社「ZenLedger」は、ParaFi Capitalが主導し、Bloccelerate VC, King River Capital, G1 Ventures, Main Street Investment, Three Point Capital, Shorooq Partners, VaynerFund, Blizzard Fund, AngelList Quant Fundが参加するシリーズB投資ラウンドで1500万ドルを調達しました。

「Zenledgerは」、ウォレット、取引所、NFTから取引データを収集することで、トークン保有者が暗号資産税の曖昧さに対処することを支援します。「ZenLedger」は、新しい資金でチームを拡大し、公認投資顧問や公認会計士の分野の潜在的な顧客に合わせた新しい製品を発売する予定です。

3. 暗号資産の金融サービスプロバイダー「Babel Financeは」、Jeneration Capitalが参加したシリーズB投資ラウンドで8000万ドルを調達

5月25日、暗号資産の金融サービスプロバイダーである「Babel Financeは、評価額20億ドルのシリーズB投資ラウンドで8000万ドルを調達しました。このラウンドには、Jeneration Capital、10T Holdings、Dragonfly Capital、BAI Capital、Circle Ventures、およびアジア太平洋地域の複数のファミリーオフィスが参加しました。この資金は、特に英国、ラテンアメリカ、北米でのグローバル展開に使用される予定です。また、「Babel Finance」は、現在170名のチームを約200名まで拡大したいと考えています。「Babel Finance」は、暗号資産ネイティブと伝統的な金融機関にサービスを提供するために2018年に設立され、暗号資産レンディングと先物取引やオプションなどのデリバティブ取引サービスに特化しています。

4. 炭素クレジットのトークン化プラットフォーム「Flowcarbon」は、a16zが主導する資金調達ラウンドで7000万ドルを調達

5月24日、ブロックチェーンに基づく炭素クレジットのトークン化プラットフォーム「Flowcarbon」が、Andreessen Horowitz(a16z)が主導する資金調達ラウンドで7000万ドルを調達しました。Samsung Next、General Catalystなどから3200万ドルを調達、goddess nature token(GNT)の販売で3800万ドルを調達しました。同プラットフォームは、プロジェクト開発者がブロックチェーン技術を利用して炭素クレジット枠をトークン化し、保管または取引することができます。そのため、より低コストで資金を得ることができ、より早くプロジェクトを拡大することができます。

5. デジタル証券プラットフォーム「ADDX」、シリーズB投資ラウンドで5800万ドルを調達 

5月24日、シンガポールの暗号資産証券プラットフォームADDXは、シリーズBの投資ラウンドで5800万ドルを調達しました。このラウンドには、タイ証券取引所の子会社であるSET Venture Holding、UOB、Hamilton Lane、Krungsri Finnovateが参加しました。この資金は、同社のさらなる発展と地域的な拡大のために使われる予定です。ADDXは、伝統的な金融事業者と暗号資産事業者間のギャップを埋めるなど、いくつかの計画が進行中であると述べています。

IV. ブロックチェーンファンド

1.  ブロックチェーン解析の「Elliptic社」は、6000万ドルのシリーズC資金調達ラウンドにJPモルガン・チェースが参加したことを発表

5月26日、ブロックチェーン解析のスタートアップである「Elliptic」は、2021年10月に6000万ドルのシリーズC投資ラウンドに参加する投資家のリストにJPMorgan Chaseが加わったと発表しました。このラウンドはEvolution Equity Partnersが主導し、Softbank Vision Fund 2、Albion VC、Digital Currency Group、Wells Fargo Strategic Capital、SBI Group、Octopus Ventures、Signal Fire、Paladin Capital Group、などが参加しました。Elliptic社は、今回のシリーズCの投資ラウンドを含め、最大で1億ドルの資金調達を行いました。

2. NGC Ventures、3本目の1億ドルブロックチェーンファンドを立ち上げ 

5月25日、シンガポールの暗号資産ベンチャーキャピタルであるNGC Venturesは、1億ドル相当の3番目のブロックチェーン投資ファンドを立ち上げました。そのサポートラインには、Huobi Venture、Nexo Ventures、Babel Financeが含まれています。このファンドは、分散型金融、チェーンゲーム、NFT、メタバースなどの分野における初期のWeb3プロジェクトに焦点を当てる予定です。また、NGCはこのファンドを活用することで、シンガポール、中国、米国、英国における暗号資産スペースでの評判を利用し、暗号資産プロジェクトの創設者とグローバルな投資家をつなぐことを目的としています。

3. a16z、総額45億ドルの第4号暗号資産ファンド「Crypto Fund 4」をローンチ 

5月25日、a16zは総額45億ドルの4番目の暗号資産ファンド「Crypto Fund 4」を立ち上げました。このうち15億ドルはシード投資に使われ、さらに30億ドルはリスク投資に使われ、これまで調達した暗号資産ファンドの総額は76億ドル以上となる予定です。a16zは、あらゆる段階の有望なWeb3スタートアップに投資すると主張しており、その他にもWeb3ゲーム、DeFi、分散型ソーシャルメディア、自己主権アイデンティティ、Layer 1とLayer 2インフラ、ブリッジ、DAOとガバナンス、NFTコミュニティ、プライバシー、クリエイター収益化、再生金融、ZK証明、分散型コンテンツとストーリー作成など多くの分野に関心を持っているといいます。

先週注目すべき重要なニュース

1.LUNAのバーンに関するコミュニティ投票

TerraコミュニティのLUNA保有者がLUNAをバーンしてLUNAの流通量を減らし、その後LUNAの価格が急騰しました。その後、MEXCは直ちに「MEXC×LUNAリカバリープラン」を立ち上げ、LUNA現物の取引手数料を利用して、LUNAを買い戻し、バーンすることを提案しました。これは、LUNAの流通量を減少させることを目的としたプランです。

2. LUNAが新チェーンに移行し、トークンの名称を変更

MEXCはTerraの新チェーン(Terra 2.0)に対応します。現在のTerraチェーンはTerra Classicに改名されました。LUNAとUSTのトークンもそれに対応して改名されました。LUNAはLUNCに、USTはUSTCにそれぞれ改名されました。また、MEXCは新しいTerra(LUNA)とTerraUSD(UST)のトークンのエアドロップをサポートする予定です。

「MEXCグローバル」について

2018年4月に設立されたMEXCは、700万以上のユーザーを抱える暗号資産取引プラットフォームで、現物取引も含めたワンストップサービスをユーザーに提供しています。中心メンバーは、国際的な企業や金融会社出身で、ブロックチェーンや金融業界の経験があります。より詳しく知りたい場合は、MEXCの日本語ホームページ公式ブログをご覧ください! TwitterLINE、および Telegramからも色々な情報を入手できますので、是非ご利用ください!

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