Web3がスポーツ業界に参入、注目すべきファントークンとは?

出典:NBAxNFT公式Twitter

Web3とプロスポーツの組み合わせは、暗号資産市場において次のビックウェーブの重要な鍵となる可能性があります。様々なスポーツリーグにおいてファンが交流できるプラットフォームの作成に焦点を当てたプロトコルであるChiliz(CHZ)は、FCバルセロナのデジタルコンテンツ作成および配信拠点となっているBarca Studiosに1億ドルを投資したことで、再び市場の注目を浴びることとなりました。 FCバルセロナは、2020年2月にファン交流アプリのプラットフォームSociosを通じて、ChiliZチェーンでファントークンBARを発行したことで知られています。

スポーツファン経済圏の市場規模は大きく、サッカーだけでも全世界に35億人のファンがいるため、ファン人口としてだけではなく、消費力も強く、数千億ドルという市場規模になると言われています。

出典:MEXC

MEXCのデータによると、CHZトークンの価格は2022年6月18日の安値0.081ドルから8月1日の高値0.164ドルまで最高上昇率102.33%を記録しました。 今日現在も81.36%と高い水準で推移しています。

I. Chilizの紹介

Chilliz(CHZ)は、スポーツおよびエンターテインメント業界向けに特別に作成された、初のLayer1ブロックチェーンであり、トケノミクスとスポーツ・エンターテインメント業界を融合させ、より高いレベルのグローバルなファンとの交流や、トークン化したエコシステムを実現することを目的としています。Chillizは、スポーツチームやその他の組織が独自のファン・トークンを作成し、コミュニティ内の交換手段として利用することを可能にします。 ファンは、Chilizが開発したモバイルプラットフォームSociosでCHZを購入してクラブの意思決定(DAO)に参加し、限定特典やクラブへのアクセス権などを手に入れることができるようになります。

出典:Chilizの公式サイト

Socios.comは、Chiliz社が立ち上げた初のスケーラブルな主要トークンの投票プラットフォームで、プラットフォーム内の様々なチームに対するトークン化された投票権を販売し、ネイティブトークンのChiliz(CHZ)を適用しているのが特徴です。

Sociosは、影響力の拡大と新規ユーザーの獲得のため、人気の高いチーム、リーグ、選手とのパートナーシップの構築に焦点を当てています。Socios.comの公式サイトによると、現在、リーガ・エスパニョーラ、プレミアリーグ、セリエA、リーグ1など複数のリーグの60以上のサッカークラブと提携しています。サッカークラブ以外にも、OGやteam hereticsなどのeスポーツチームと提携し、これらのクラブのほとんどがSocios.comでファントークンを発行しています。

II.ファン・トークン一覧(部分)

1、Paris Saint-Germain Fan Token

Paris Saint-Germain(PSG)は、パリ・サンジェルマンに所属するサッカークラブです。

有名サッカー選手リオネル・メッシ氏がこのチームで活躍しています。2021年5月に、PSGはファンアプリケーション「Socios」を通じて、ChiliZチェーンにファントークンPSGを発行しました。

アプリケーションシナリオ:PSGのホルダーは、トークンを使って投票に参加したり、キャプテンの腕章のスローガンを選ぶ、チーム内の意思決定を決めるイベントに参加したりすることができます。また、特別な体験として、VIPコーナーでチームの試合を観戦し、チームのバックオフィスを訪問したり、サッカークラブからの特別割引を受けることもできます。

出典:MEXC

PSGはMEXCで取引可能で、過去20日間で85%の上昇率を記録し、現在の時価総額は2,775万ドル、Paris Saint-Germainの公式アカウントのフォロワー数は240万人となっています。

2、OG e-スポーツクラブ

OGファントークン(OG):2018年と2019年のDOTA 2 International Championshipでチャンピオンに輝いたOGは、ファンアプリケーションSociosを通じてChiliZチェーン上で発行されるチームのファントークンです。

出典:MEXC

MEXCのデータによると、OGトークンの価格は2022年5月12日の安値1.16ドルから6月24日の高値6.46ドルまで456.03%の上昇率を記録しました。 今日現在も356.9%の水準で推移しており、時価総額670万ドルで、OGの公式アカウントのフォロワー数は870,500超えとなっています。

3、AC Milan Fan Token

AC Milanはイタリアのトップサッカーチームで、セリエAで最も人気のあるチームの一つです。ACMは、2021年2月にファンアプリケーションSociosを通じて、ChiliZチェーン上で発行されたチームのファントークンです。

アプリケーションシナリオ:ACMトークンのホルダーは、Sociosでの投票権を獲得します。チームのバックオフィスで選手に直接メッセージを渡したり、Franco Baresi氏がデザインした作品を手に入れる機会や、、チームのトレーニングの様子を特別に見る権利が得られます。ACMホルダーは、ホームスタジアムであるサン・シーロ(San Siro)へのVIPアクセスやサイン入り記念品、さらにスター選手と面会の機会が可能になります。

ACMトークンは現在、約1,200万ドルの時価総額と、840万人のフォロワーを持つソーシャルアカウントを有しています。

4、FC Barcelona Fan Token

FC Barcelonaは、スペインの頂点に君臨するサッカーチームであり、ラ・リーガで何度もチャンピオンを獲得しました。BARトークンは、チームのファン・トークンであり、ファンアプリプケーション「Socios」を通じて、ChiliZチェーンで2020年2月に発行されました。

アプリケーションシナリオ:BARトークンのホルダーは、Sociosでの投票権があります。BARホルダーは、着替え室のデザイン、試合当日の曲目、キャプテンの腕章など、これまで様々なイベントに投票してきました。そして、抽選で22名にカンプノウ(Camp Nou)での試合観戦に招待したこともあります。BARホルダーは、チームのホームグラウンドへのVIPアクセスや、サイン入りの記念品を受け取ることもできます。

BARトークンは現在、時価総額約2,230万ドル、AC Milan公式アカウントのフォロワー数は4,300万人となっています。

5、Manchester City Fan Token

Manchester City Football Clubは、5年間で4回のプレミアリーグ優勝を果たしているプレミアリーグの老舗チームです。CITYは、2021年5月にファンアプリケーションSociosを通じてChiliZチェーン上で発行された、ファントークンです。

アプリケーションシナリオ:CITYトークンホルダーは、Sociosにおけるチームからの恩恵を受けたり、様々なチームの意思決定の際に投票にさんすることができます。CITYトークンホルダーは、2021-22年の初シーズンに向けてのWembley Stadiumのファンウォールのデザイン、プレミアリーグのプロモーション写真の選択など、様々なチームの活動に対する投票に参加してきました。CITYトークンホルダーには、チームのホームスタジアムであるEtihad StadiumへのVIPアクセスや、チームのサイン入り記念品などを手に入れることできます。

現在、CITYトークンの時価総額は約2,098万ドル、Manchester City Football Clubの公式アカウントのフォロワー数は1,310万人となっています。

6、Inter Milan Fan Token

イタリアのサッカークラブ、Inter Milanは、ACミランのメンバーの一部メンバーによって結成されました。INTERトークンは、ファンアプリケーションSociosを通じて、ChiliZチェーン上で発行されるチームのファントークンです。

現在、INTERトークンの時価総額は約1,011万ドル、Inter Milanの公式アカウントのフォロワー数は260万人となっております。

7、Galatasaray Fan Token

Galatasarayは1905年に設立され、国際的に有名なトルコのチームであります。GALはチームのファントークンとして、ファンアプリケーションSociosを通じてChiliZチェーンで発行されています。

GALトークンは現在、時価総額約860万ドル、Galatasarayの公式アカウントのフォロワー数は1,160万人となっています。

8、Arsenal Fan Token

Arsenalは、イギリスロンドンに本部を置くサッカークラブで、イギリスサッカー界で最も影響力のあるクラブの一つです。

AFCトークンは、ファンアプリケーションSociosを通じて、ChiliZチェーン上で発行されるチームのファントークンです。

AFCトークンは現在、時価総額約337万ドル、またArsenalの公式アカウントのフォロワー数は1,960万人となっております。

III.近年のWeb3業界ブランドとスポーツIP(知的財産)の連携について

スポーツIPによって世界中にファンを持ち、迅速かつ広範囲でのイベントの実施、さらには文化、や国境を超えてファンとの交流を楽しむことができます。あらゆるスポーツにおいて、Web3はブランドとファンとの間にの架け橋となり、より緊密な関係を構築ことに役立てることができます。

Web3業界においてブランドの国際的なイメージを立ち上げるには、スポーツIPは間違いなく最良の選択といえるでしょう。

国際的なトップスポーツイベントIPが次々とWeb3に参入し、5大リーグだけでなく、USオープンは2021年のキャンペーンでグランドスラムとしては史上初のNFTプロジェクトを正式に立ち上げました。

NFL(アメリカナショナル・フットボール・リーグ

NFLはブロックチェーンゲームスタジオMythical Gamesと提携し、NFTブロックチェーンゲーム「NFL Rivals」を2023年初頭にリリースする予定です。 2022年2月、NFLはCrypto Bowlを活用し、チケット販売ごとにNFTをプレゼントしています。

Lega Serie A

イタリアのサッカーリーグSerie Aは、デジタルメディアプラットフォームOneFootballを公式ビデオパートナーに任命し、試合のビデオクリップに基づくNFTの作成と配信の権利を譲渡しました。OneFootball社は、Web3プロジェクトの開発のために今年3億ドルの資金を入手しました。またドイツのサッカーリーグBundesligaとも同様のパートナーシップを結んでいます。

NBA(アメリカナショナル・バスケットボール・アソシエーション

NBA、NBPA、Dapper Labsは、Flow(FLOW)パブリックチェーンに基づいてブロックチェーンコレクションゲーム「NBA Top Shot」を開発しました。NBAの試合の歴史的な瞬間を、永久にNFTとして保存することに焦点を当てています。

また、NBAは新しい公式アカウント 「NBAxNFT」を作成し、「Official Web3 home for the NBA」(NBA公式的Web3ホームページ)と記載した新しいプロフィールを作成しました。

NBAxNFTの公式Twitter

F1

世界で最も人気のあるモータースポーツであるF1は、年間400万人以上の視聴者と、テレビなどを通じて合計16億人以上の熱狂的なファンがいます。F1は今回、大手ゲーム開発会社およびベンチャーキャピタルであるAnimoca Brandsと提携し、ブロックチェーンゲーム「F1 Delta Time」を発表しました。AnimocaはF1のグローバルな運営権を取得しました。同ゲームはレースの華やかさとコレクタビリティを融合させる予定です。

オリンピック委員会

2021年6月、国際オリンピック委員会は、Animoca Brandsの子会社であるnWayと提携し、Flow(FLOW)パブリックチェーンに基づいてNFT版オリンピックバッジをnWayPlay.comで配信・販売開始すると発表しました。

NFTオリンピックバッジは、オリンピックヘリテージコレクション(Olympic Heritage Collection)の一部として発売され、125年にわたる近代オリンピック大会のポスター、バッジ、ピクトグラム、マスコットなど、世界最大のスポーツイベントの輝かしい歴史的瞬間を反映しています。

例えば、近代オリンピック125年のポスター、バッジ、ピクトグラム、マスコットなどです。 過去のオリンピックの歴史的な出来事を記念してデザインされたバッジは、レアリティや価値も様々です。

出典:MEXC

Flow(FLOW)は2019年9月に誕生し、かつて話題になったCryptoKittiesとともにDapper Labsが立ち上げ、NFTに特化したゲームパブリックチェーンの商品です。

IV.スポーツスポンサーとメタバースコミュニティの一覧

①2022年7月12日、プレミアリーグのManchester City Football Clubは、暗号資産取引プラットフォームのOKEx(OKT)が2022-2023年シーズンのクラブの公式トレーニングキットスポンサーにしたことを発表しました。OKEx(OKT)ブランドのロゴは、Manchester City Football Clubの男女のトップチームのトレーニングキットに表示され、シティの選手の一部はOKEx(OKT)が制作するバーチャルコンテンツに登場します。

FIFA(国際サッカー連盟)は、暗号資産取引プラットフォームのCrypto.com(CRO)がFIFA 2022ワールドカップカタールの公式スポンサーであり、ワールドカップカタール暗号資産取引所唯一のプラットフォームであることを公式ホームページで発表しました。

NBAのMiami Heatは、暗号通貨取引所FTX(FTT)と独占契約を結び、ホームアリーナを「FTXアリーナ」と改名しました。契約期間は19年で、1億3,500万ドルに相当する価値でした。

Chelsea Football Clubは、Amber Groupの暗号資産プラットフォームであるWhaleFinと合意に達し、2022-2023シーズンから年間2000万ポンドでチェルシースリーブスポンサーになることを発表しました。

Atletico De Madrid Football Clubと暗号資産プラットフォームのAmber Groupは、Amber GroupのメタバースプラットフォームであるWhaleFinが総額4,000万ユーロでAtletico De Madrid Football Clubの胸前広告のスポンサーとなりました。 また、今回の協力により、共にメタバースコミュニティ「Atletiverse」を構築する予定です。

Manchester City Football Clubは、ソニーと提携し、グローバルなオンライン・ファン・コミュニティを構築しました。このオンラインファンのバーチャルコミュニティの象徴的な建物は、エティハドスタジアムをリアルタイムにレンダリングしたものです。ソニー独自のeスポーツトラッキングシステムにより、より没入感のある体験ができるようになっています。

NFLのNew York Giantsは、世界最大の暗号資産運用会社であるGrayscale Investmentsとスポンサーシップを提携しました。

⑧NBAはMeta Leagueと提携し、Horizon Worlds上でオンラインバーチャルコミュニティ「NBA Lane」を立ち上げました。NBA Laneは、フリースローバトル、低重心ダンクコンテスト、大画面ゲームコンテンツ、NBAトロフィールームでのセルフィーなど、様々なアクティビティが楽しめるオンラインバーチャル空間です。

Web3の重要な要素として、ファントークン経済圏は、Web3コミュニティを構築してファンを管理し、ブランドを構築することで、スポーツファンコミュニティ管理の将来のトレンドになることは間違いありません。2022年カタール・ワールドカップを控え、ファン・トークン経済圏の分野がさらに盛り上がることが期待されています。

当記事は情報共有のみを目的としており、投資アドバイスを提供するものではありません。市場のリスクには常にご注意ください。

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