
スマートフォンだけで参加できる仮想通貨マイニングが行えるPiは、アプリを開いて軽く操作するだけで進められる気軽さが特徴です。
ただ、「どういう仕組みなのか?」「本当にスマホだけでできるのか?」といった疑問を持つ方も多いと思います。
この記事では、Piのマイニングの基本、始め方、将来性、よくある質問まで順番にわかりやすくお伝えします。
なお、Piをきっかけに他の暗号資産も扱ってみたい場合には、MEXCの口座を先に作っておくと、あとで手続きに迷わず進められます。
目次
Piとは
仮想通貨Pi(パイ)は、スマートフォンだけでマイニングできることを目指して開発された暗号資産です。
難しい設備をそろえたり、高い電気代を心配したりする必要がなく、誰でも気軽に参加できる点が大きな特徴。
2019年にスタンフォード大学出身のチームが立ち上げて以来、世界中で利用者が広がっています。
Piネットワークが目指しているのは、「暗号資産をもっと身近にすること」です。
従来のマイニングは、専門の機械や大量の電力が必要でしたが、Piは、そうした負担をできるだけ取り除き、スマホを持っている人なら誰でも参加できる仕組みを採用しています。
Piのマイニングの仕組み
Piマイニングがスマホで動く理由は、「大量の計算をスマホが担当しない」仕組みを採っているためです。
ビットコインのような「重い計算作業」を行う方式とは違い、Piでは人と人との信頼関係をもとにネットワークを維持します。
- ステラ合意方式(Stellar Consensus Protocol): 複雑な計算ではなく、信頼できる相手同士が確認する方法で安全を保つ仕組み
- Security Circle(セキュリティサークル): 自分が信頼できる人をアプリ上で登録し、その関係性の積み重ねでネットワーク全体の安全を高める仕組み
この2つが組み合わさることで、スマホは「大きな負荷」をかけることなく参加できます。そのため、バッテリーが極端に減ったり、スマホが熱くなったりすることは基本ありません。
毎日アプリをタップするだけで参加できるのは、この軽い仕組みのおかげです。
Piのマイニングの始め方

Piマイニングは、アプリをインストールして毎日軽く操作するだけで始められます。
ここでは、初めての方でも迷わず進められるよう、順番に手順を整理しました。
1.公式アプリをインストールする
まずは「Pi Network」の公式アプリをスマートフォンに入れます。
アプリストアには似た名前のアプリもありますが、公式の提供元を必ず確認してください。
正しいアプリを使うことが、安全に始めるための第一歩です。
2.アカウントを登録する
アプリを開くと、電話番号またはSNSアカウントで登録できます。
登録が終わると、名前の入力やパスワードの設定など、簡単な初期設定を進めます。
3.招待コードを入力する
Piマイニングは「紹介制」を使っており、既存ユーザーの招待コードが必要です。
これは不正アカウントを減らすための仕組みで、コードを入力すると初期のマイニングがスムーズに進みます。
4.マイニングを開始する
登録が完了したら、アプリ中央をタップすると、24時間のマイニングが始まります。
アプリを閉じても進むので、特別な操作は必要ありません。時間が来ると通知が届くため、次のセッションも忘れずに始められます。
5.セキュリティサークルを構築
3日間マイニングを続けると、「Security Circle」を設定できるようになります。
ここに信頼できる友人や家族を追加すると、ネットワークの安全に貢献しながら、あなた自身のマイニング速度も上がります。
誰でもいいわけではなく、「実際に知っている人」を登録するのが基本です。
安全のためにも、よく分からない相手を追加しないようにしましょう。
Piをきっかけに他の暗号資産も扱ってみたい場合や、将来Piの取り扱いが広がったときに備える意味でも、あらかじめMEXCの口座を持っておくと動きやすくなります。
口座開設は無料で、登録後はすぐに暗号資産の売買を始められます。
Piの将来性

Piネットワークは、スマートフォンを使った参加モデルを採用し、世界中から幅広いユーザーを集めてきました。
開発の中心にある考え方は「暗号資産への参加をよりやさしくすること」です。この方向性が評価され、アプリの利用者は年々増えています。
プロジェクトの将来性を判断するときに大切なのは、「実際にどこまで仕組みが整っているか」と「今後、どのような利用場面が広がっていくか」という2つの視点です。
ここでは、そのポイントを順に見ていきます。
マイニング終了後の供給量と価値の見通し
Piは、あらかじめ総量が決められている暗号資産です。
発行上限は1000億枚で、そのうち約6割がマイニング報酬として割り当てられています。
この仕組みは、「あとから大量に増えて価値が薄まる」という状況を避けるために設けられたものです。
将来的にマイニングが完全に終われば、新しくPiが発行される量は大きく下がり、市場に出回る枚数がある程度定まっていきます。
エコシステム開発の進捗と実用化への取り組み
Piネットワークでは、ユーザー同士が実際に使えるサービスを増やすための開発が進められています。
たとえば、アプリ上で動くマーケットプレイスの整備や、Piブラウザーで利用できるアプリの開発などです。
これらは大規模な商用サービスではありませんが、「Piを単に貯めるだけでなく、実際に使う場面を作る」という方向に少しずつ進んでいることを示しています。
エコシステムが広がるほど、暗号資産としての役割が明確になり、利用価値も高まりやすくなります。
市場での取り扱いが広がる可能性
Piネットワークが進展すると、外部の取引所での取り扱いが増える可能性があります。
取引所での扱いが広がれば、Piを保有している人が売買する機会が増え、流動性の向上につながります。
ただし、ユーザー数が多く、エコシステムの拡充が進めば、取り扱われる土台が整っていくことは確かです。
Piのマイニングでよくある質問

Piのマイニングは手軽に始められますが、従来の暗号資産とは仕組みが異なるため、疑問を持つ方も少なくありません。
ここでは、特によく聞かれるポイントを整理してお答えします。
一般的な仮想通貨マイニングとの違い
ビットコインなどのマイニングでは、大量の電力を使って複雑な計算を行います。
そのため、専用の機械や高い電気代が必要になり、個人で始めるには負担が大きくなります。
Piマイニングは、この方法とはまったく別の仕組みです。
計算力を競う方式ではなく、人と人の信頼関係をもとにネットワークを維持する方法を採っているため、スマートフォンでも参加できます。
Piのマイニングは安全に使える?
Piネットワークの公式アプリは、一般的なスマートフォンアプリと同じ範囲の情報を扱い、過剰な権限を求めることはありません。
また、マイニング自体が重い計算を行わないため、スマホが極端に遅くなったり、バッテリーが大幅に減ったりする心配も基本的にはありません。
ただし、Piの名前を使った非公式アプリや有料サービスを名乗るものには注意が必要です。
正規のPiマイニングは無料で始められるため、費用を請求する内容には関わらないようにしてください。
Piの価格はどこで確認できる?
Piは段階的に開発が進んでいる最中で、価格が固定されているわけではありません。
市場で正式に取り扱われるようになれば、取引所で価格の確認や売買ができるようになります。
その際、暗号資産を扱う準備としてMEXCの口座を持っておくと、Pi以外の通貨も含めてスムーズに管理できます。
まとめ
Piマイニングは、専門的な機材や高い電気代を必要とせず、スマートフォンだけで参加できる珍しい仕組みの暗号資産です。
「毎日アプリを開いてタップする」というシンプルな流れで進められるため、暗号資産に触れたことがない方でも取り組みやすいのが特徴です。
Piネットワークは、誰でも参加しやすい環境づくりを重視して開発が続けられており、ユーザー向けのサービスやアプリケーションも少しずつ整備されつつあります。
こうした取り組みが広がることで、Piを使う場面がさらに増えていく可能性があります。
MEXCの口座は無料で作成でき、Pi以外の通貨も含めて幅広く扱えます。
「Piをきっかけに暗号資産を試してみたい」という方は、準備として開設しておくと後がスムーズです。
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