
OpenSea(オープンシー)は、NFT(非代替性トークン)を売買できる世界最大のマーケットプレイスです。
「NFTに興味はあるけど、OpenSeaってどうやって使うの?」
「手数料やガス代はどれくらいかかるの?」
と疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、OpenSeaの基本的な仕組みから、NFTの購入・出品方法、手数料体系、さらには2025年の大型アップデート「OS2」やSEAトークンの最新情報まで、初心者にもわかりやすくまとめています。
仮想通貨やNFTが初めての方でも、この記事を読めばOpenSeaの全体像がつかめるはずです。
なお、OpenSeaでNFTを取引するにはイーサリアム(ETH)などの仮想通貨が必要です。まだ取引所の口座をお持ちでない方は、MEXCの公式サイトもあわせてチェックしてみてください。
目次
OpenSea(オープンシー)とは

OpenSeaは2017年に設立された、NFTを中心に扱うマーケットプレイスです。
ここでは基本的な仕組みと、2025年の大型アップデート「OS2」で何が変わったかを押さえておきましょう。
基本情報と特徴
OpenSeaは2017年12月、Devin FinzerとAlex Atallahによって設立されました。
CryptoKittiesの成功をきっかけに、NFT全般を取引できるマーケットプレイスとして誕生しています。
主な特徴を整理すると、次のとおり。
- 世界最大のNFTマーケットプレイス: 300万人以上のアクティブユーザーが利用
- マルチチェーン対応: イーサリアム、Polygon、Solanaをはじめとする複数のブロックチェーンに対応
- 無料でNFTを作成可能: レイジーミンティング技術により、前払いなしで自分のNFTを出品できる
- ピアツーピア取引: 仲介者なしで、ユーザー同士が直接やり取りする仕組み
ウォレットを接続するだけでアカウントが作成され、デジタルアート、ゲームアセット、コレクターズアイテム、バーチャル不動産など幅広いカテゴリのNFTを取引できます。
OS2アップデートの変更点
2025年2月にベータ版がローンチされ、5月に正式展開されたOS2は、OpenSea史上最大のアップデートです。
プラットフォームをゼロから再構築し、NFTだけでなくERC-20トークンの取引も一元化しました。
対応チェーンは19種類に拡大され、クロスチェーン購入にも対応しています。これにより、手動でのスワップやブリッジといった面倒な操作が不要になりました。
また、「Voyages(XP)」と呼ばれる報酬プログラムも導入されています。クエストをこなすことでXPを獲得でき、アクティブなユーザーほど特典を受けやすい設計です。
OpenSeaはOS2を通じて、NFTに限らずすべてのオンチェーン資産を扱う「Web3のワンストップショップ」を目指しています。
OpenSeaの手数料とガス代
OpenSeaを利用する際にかかるコストは、大きく「販売手数料」「ガス代」「ロイヤリティ」の3種類に分かれます。それぞれの仕組みと目安を見ていきましょう。
販売手数料(2.5%)
OpenSeaでは、NFTが二次販売(転売)されたときに販売価格の2.5%がプラットフォーム手数料として自動的に差し引かれます。
出品そのものに手数料はかかりません。
つまり、NFTをリスト(出品)するだけなら無料です。売れたときにだけコストが発生する仕組みなので、クリエイターにとってはリスクの少ない設計といえるでしょう。
なお、2022年に導入されたSeaportプロトコルにより、以前のWyvernプロトコルと比べてトランザクションの効率は大幅に改善されています。
ガス代の目安と節約法
ガス代(ネットワーク手数料)は、ブロックチェーン上で取引を記録する際に必要な手数料です。
イーサリアムチェーンでの取引にはETH、Solanaチェーンでの取引にはSOLというように、各チェーンの基軸通貨で支払います。
金額はネットワークの混雑状況に左右されるため、常に変動している点に注意が必要です。
2026年時点でのガス代の目安をまとめました。
| ネットワーク | 1トランザクションの目安 |
|---|---|
| イーサリアム(メインネット) | 約$0.04〜$0.15(数円〜約20円) |
| Polygon / Arbitrum / Base等(L2) | 約1〜3円 |
以前は数百〜数千円かかることもありましたが、Dencunアップグレード以降、ガス代は90%以上削減されました。特にレイヤー2(L2)ネットワークを利用すればほぼ無視できるレベルまで下がっています。
ガス代を節約するポイントは、Polygon等のL2チェーン上で取引すること。
OS2ではクロスチェーン購入にも対応しているため、以前より手軽にL2を活用できるようになりました。
ロイヤリティの現状
ロイヤリティとは、NFTが転売されるたびにクリエイター(原作者)へ支払われる手数料です。
かつてOpenSeaでは最大10%のロイヤリティが強制的に徴収されていました。
しかし2023年8月以降、OpenSeaはロイヤリティの強制を段階的に廃止。2024年2月には既存のコレクションについても強制が終了し、現在は買い手や売り手の任意選択制となっています。
この変更はNFTコミュニティから大きな反発を受けました。
Yuga Labs(Bored Ape Yacht Clubの運営元)がOpenSeaからの撤退を表明するなど、クリエイター側にとっては収入減につながる懸念もあります。
購入者にとってはコスト削減になる一方、クリエイターのモチベーション維持が課題として残っているのが現状です。
OpenSeaの始め方

OpenSeaでNFTの取引を始めるには、以下の4ステップが必要です。
- 仮想通貨取引所で口座を開設する
- イーサリアム(ETH)を購入する
- ウォレットを用意する
- OpenSeaにウォレットを接続する
順番に見ていきましょう。
仮想通貨取引所で口座開設
OpenSeaでNFTを購入するには、イーサリアム(ETH)などの仮想通貨が必要です。
日本からはクレジットカードでの直接購入に対応しておらず(MoonPayは日本未対応)、仮想通貨での決済が唯一の方法となります。
そのため、まずは仮想通貨取引所の口座を開設しましょう。MEXCなら手数料が低く、取り扱い銘柄も豊富なので、OpenSea用のETH購入にも便利です。
ETHを購入する
口座を開設したら、取引口座に日本円を入金し、イーサリアム(ETH)を購入します。
OpenSeaではイーサリアム以外のチェーン(Polygon、Solanaなど)にも対応していますが、出品されているNFTの多くはイーサリアムベースです。まずはETHを用意しておけば問題ありません。
購入するETHの量は、欲しいNFTの価格に加えて、ガス代(数円〜数十円程度)を見込んでおくと安心です。
ウォレットを用意する
次に、仮想通貨ウォレットを用意します。ウォレットとは、仮想通貨やNFTを保管する「デジタルのお財布」のようなものです。
OpenSeaはさまざまなウォレットに対応していますが、代表的なのはMetaMask(メタマスク)でしょう。Chromeの拡張機能として簡単にインストールでき、初心者にも扱いやすい設計になっています。
ウォレット作成時に表示されるリカバリーフレーズ(シードフレーズ)は、必ずオフラインで保管してください。このフレーズが流出すると、資産をすべて失うリスクがあります。
取引所で購入したETHは、ウォレットのアドレス宛に送金します。送金先アドレスの入力ミスには十分注意しましょう。
OpenSeaに接続する
最後に、OpenSeaの公式サイトにアクセスし、ウォレットを接続します。
手順はシンプルです。
- OpenSeaのトップページで「ログイン」をクリック
- MetaMask等のウォレットを選択
- ウォレット側で接続を承認
接続が完了すると、アカウントが自動的に作成されます。初期状態では名前が「Unnamed」になっているので、「Settings」からプロフィールやアイコンを設定しておくとよいでしょう。
これでOpenSeaを利用する準備は完了です。
OpenSeaでNFTを購入する方法

OpenSeaでは、主に「固定価格」「オークション」「オファー」の3つの方法でNFTを購入できます。
固定価格での購入
最もシンプルな方法です。気に入ったNFTの詳細ページを開き、「今すぐ購入(Buy now)」をクリックするだけで取引が完了します。
ウォレットに十分なETH(NFTの価格+ガス代)が入っていることを確認し、ウォレット側でトランザクションを承認すれば、NFTは即座にあなたのウォレットへ転送されます。
オークションで入札
オークション形式で出品されているNFTには、「入札(Place bid)」で金額を提示します。
OpenSeaでは主に2つのオークション形式が使われています。
- イングリッシュオークション: 最終的に最も高い金額を提示した人が落札する一般的な形式
- ダッチオークション: 高い価格からスタートし、時間とともに価格が下がっていく形式。欲しい価格になったタイミングで購入する
オークションでの入札には、ETHではなくWETH(Wrapped ETH)が必要になる場合があります。WETHはOpenSea内でETHから交換可能です。
オファーを出す
固定価格で出品されているNFTに対しても、「オファーを出す(Make offer)」で希望価格を提示できます。売り手がその金額に同意すれば取引が成立する仕組みです。
相場より安い価格でオファーを出すことも可能なので、予算に余裕がない場合は試してみるとよいでしょう。ただし、オファーの承認・拒否は売り手に委ねられるため、必ず購入できるわけではありません。
OpenSeaでNFTを出品・販売する方法
OpenSeaでは、すでに保有しているNFTの出品だけでなく、自分でNFTを作成して販売することもできます。
保有NFTの出品手順
自分のウォレットにあるNFTは、以下の手順で出品します。
- OpenSeaにウォレットを接続し、プロフィールから保有NFTの一覧を表示する
- 出品したいNFTを選び、「Sell」をクリック
- 販売方式を選択する
- 固定価格: 希望する販売価格と出品期間を設定
- オークション: 開始価格や期間など、オークション条件を設定
- 「Complete listing」をクリックし、ウォレットで署名を行えば出品完了
出品自体に手数料はかかりません。売れたタイミングで販売価格の2.5%がOpenSeaに徴収されます。
NFTの作成と出品
OpenSeaでは、自分でNFTを作成(ミント)することも可能です。メニューの「Create」から、画像や動画などのデジタルファイルをアップロードするだけで、NFTとしてブロックチェーン上に記録できます。
特筆すべきは、OpenSeaが採用しているレイジーミンティングの仕組みです。
通常のミントではブロックチェーンへの書き込み時にガス代が発生しますが、レイジーミンティングではNFTが実際に購入されるまでオンチェーンへの記録を遅延させるため、作成時のコストはゼロ。
「試しにNFTを出品してみたい」「まだ売れるか分からないから初期費用は抑えたい」という方には、非常にありがたい機能です。
対応チェーンはイーサリアムとPolygonで、出品後はOpenSeaのマーケットプレイス上で他のNFTと同じように検索・購入の対象になります。
OpenSeaと他のNFTマーケットプレイスの比較
「NFTマーケットプレイスはOpenSeaだけ?」と思う方もいるかもしれません。
実際には、BlurやMagic Edenといった特徴の異なるプラットフォームも存在します。主要3社を比較してみましょう。
主要プラットフォーム比較表
| 項目 | OpenSea | Blur | Magic Eden |
|---|---|---|---|
| 販売手数料 | 2.5% | 0% | 2% |
| 出品手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 対応チェーン | 19チェーン(OS2) | ETH, Blast | SOL, ETH, BTC, Polygon, Base |
| 特徴 | 最大手・初心者向け | プロトレーダー向け | ソラナ最大手 |
| ロイヤリティ | 任意 | 最低0.5% | 任意 |
| 日本語対応 | ○ | × | × |
OpenSeaの強みと注意点
OpenSeaが選ばれる最大の理由は、流動性の高さと対応チェーンの広さでしょう。19チェーンに対応しているため、ほぼすべてのNFTがOpenSea上で取引可能です。日本語にも対応しており、初めてNFTを触る方にとってのハードルは低いといえます。
一方で、Blurは手数料0%でプロトレーダーに支持されており、取引量ではOpenSeaを上回る月もあります。Magic EdenはSolanaチェーンのNFTに強く、ビットコインのOrdinals(碑文NFT)にもいち早く対応しました。
注意しておきたいのは、OpenSeaを含む海外NFTマーケットプレイスは日本の法律で認可されたサービスではないという点です。トラブルが発生しても日本の法律で保護される保証はないため、リスクを理解した上で利用する必要があります。
OpenSeaのSEAトークンとエアドロップ
OpenSeaは2026年第1四半期に、独自トークン「SEA」の発行を予定しています。
ここでは、SEAトークンの概要とエアドロップの対象条件を整理します。
SEAトークンの概要
SEAトークンは、OpenSea Foundationが発行を計画しているネイティブトークンです。
主なポイントは以下のとおり。
- 総供給量の50%をコミュニティに配布: エアドロップとしてユーザーに無料で配られる
- ステーキング機能: お気に入りのコレクションやトークンにSEAをステーキングできる設計
- 収益の50%で買い戻し: ローンチ時、OpenSeaのプラットフォーム収益の半分がSEAトークンの買い戻しに充てられる
NFTマーケットプレイスが独自トークンを発行するのは珍しいことではありませんが、OpenSeaほどの規模で実施されるとなれば、NFT市場全体へのインパクトは大きいでしょう。
エアドロップの対象と準備
SEAトークンのエアドロップ対象者は、大きく2つのグループに分かれます。
- OGユーザー: 以前からOpenSeaを利用してきた長期ユーザー
- Voyagesプログラム参加者: OS2で導入された報酬システム「Voyages(XP)」に参加しているユーザー
ユーザーアクティビティのスナップショットは2025年10月上旬に取得済みとされており、KYC(本人確認)は不要です。
なお、SEAトークンはTGE(トークン生成イベント)後に各取引所へ上場する可能性があります。MEXCのような仮想通貨取引所に口座を持っておけば、SEAトークンの売買にも対応しやすくなるでしょう。
よくある質問
OpenSeaについて、読者から多く寄せられる疑問をまとめました。
OpenSeaでクレジットカードは使えますか?
OpenSeaはオンライン決済サービス「MoonPay」と連携しており、一部の地域ではクレジットカードでNFTを購入できます。ただし、日本はMoonPayのサポート対象外のため、現時点ではクレジットカードでの購入はできません。
日本からOpenSeaを利用する場合は、仮想通貨取引所でETH等を購入し、ウォレット経由で決済する方法が基本となります。
OpenSeaのロイヤリティは廃止されたのですか?
完全に「廃止」されたわけではなく、「任意化」されたのが正確な表現です。
2023年8月以降、クリエイターロイヤリティの強制徴収が段階的に終了し、2024年2月からは既存のコレクションも含めて任意選択制に移行しました。購入者は自分でロイヤリティを支払うかどうかを選べます。
OpenSeaは日本語に対応していますか?
はい、対応しています。画面右上のメニューから言語を切り替えることで、日本語でOpenSeaを利用可能です。
OpenSeaでNFTを作るのにお金はかかりますか?
レイジーミンティング機能を使えば、NFTの作成自体は無料です。ブロックチェーンへの記録は実際にNFTが購入されたタイミングで行われるため、作成時にガス代は発生しません。
対応チェーンはイーサリアムとPolygonで、誰でも手軽にNFTクリエイターとしてスタートできます。
まとめ
この記事では、世界最大のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaについて、基本情報から実際の使い方まで解説しました。
ポイントを振り返ります。
- OpenSeaは19チェーン対応の最大手NFTマーケットプレイス。2025年のOS2アップデートでNFTとトークンの一元取引が可能に
- 販売手数料は2.5%、出品は無料。ガス代はL2チェーンを使えば数円レベルに
- NFTの購入は「固定価格」「オークション」「オファー」の3通り。出品はレイジーミンティングで初期費用ゼロ
- 2026年Q1にはSEAトークンのエアドロップが予定されており、OpenSeaユーザーは受け取りの対象になる可能性がある
OpenSeaでNFTを始めるには、まずETHなどの仮想通貨を用意する必要があります。MEXCなら口座開設は無料、スマホからでも数分で完了します。
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