グリッドトレードはなぜ値動きの激しい市場でこそ有効なのか?弱気市場におけるトレード戦略

グリッドトレードの紹介

グリッドトレードとは、「高く売り、安く買う」を自動で実行するトレード戦略(クオンツトレード戦略)です。現在、MEXCは暗号資産の現物グリッドトレードに対応しています。

グリッドトレードは、裁定者が指定された価格内で最低価格と最高価格、グリッド数量、投資金額を設定し、自動で安い価格で購入し、高い価格で売却して市場の変動から利益を得るという動作を自動的に支援することができます。

鞘取りをするにあたっては、まずベンチマークとなる資産(BTCなど)を選択し、主要な保有通貨として一定のポジション分を購入する必要があります。次に、価格帯(最安値~最高値)を設定し、その価格帯をN等分します(設定間隔)。設定した基準価格より低い間隔で買い注文を出し、設定した基準価格より高い間隔で売り注文を出し、「安く買って高く売る」ことで利益を得ます。

グリッドトレードは、漁師が網を投げて魚を捕ることに例えることができます。変動する相場に「網を張り」、ポジションを増やす(基準資産の価格が下落した場合)、ポジションを減らす(基準資産の価格が上昇した場合)、「網を閉じる」(ポジションを閉じる)などの操作を行い、グリッドサイズ(トレード戦略の条件)に合った「海」の魚(間隔)を捕らえます。

グリッドトレードの利点

1. 自動で実行されるトレード戦略である点。ユーザーは注文を追跡する必要がなく、売りと買いを何度も往復する、繰り返しの作業を避けることができます。

2. 欲、恐怖、といった人間の弱点を抑制し、ユーザーが利益を得るための最良の機会を把握できるようにします。

3. 値動きの激しい市場において非常に有効である。チャートが乱高下すればするほど、より多くの利益を生み出します。

グリッドトレードは通常、小さな価格間隔で利益を得るプロの機関だけでなく、個人トレーダーにも使用されています。現在の弱気市場や値動きの激しい市場に非常に適したトレード戦略です。

グリッドトレードの手引き

グリッドトレードのベンチマークとなる資産選択方法に関する大原則

  • 暗号資産取引所が取り扱っている暗号資産を選択します。取引所によってサポートする暗号資産が異なります。MEXCは現在、BTC、ETH、XRP、DOTなどを含む60の暗号資産のグリッドトレードに対応しています。
  • 変動を繰り返す上昇相場を選ぶ。一方的な下降トレンドでは、ロングオンリーの戦略でも利益を得るのは難しいです。変動が小さい一方的な上昇トレンドでは、ショートにポジションを持ってしまいがちになるので、より広い市場トレンドをアウトパフォームすることはできません。
  • 価格変動の激しい通貨を選択する。グリッドトレードのRORは、価格変動の大きさに依存します。価格変動が大きければ大きいほど、売買注文が成立する可能性が高くなります。売れば売るほど、利益は大きくなります。なので、BTC と ETH 以外に、DOT、SOL、AVAX、MATIC、CRO、ATOM、DOGE、FILトークン などの比較的時価総額が小さい暗号資産を取引に選択することも有効です。現在、MEXCは2,400以上の暗号資産取引をサポートしており、今後より多くの暗号資産がグリッドトレードに追加される予定です。

ポートフォリオを作成する

グリッドトレードを行うためには、対象となる暗号資産を一定量保有する必要があります。保有資産のサイズは、銘柄の評価額によって決まります。現在の銘柄の評価額が低ければ、保有額を少し増やすことができますし、評価額が高ければ、対象となる銘柄の保有額の一部を清算することができます。ETHを例にとると、現在の価格は約1148USDTで、現在の評価額が低いと思えば保有株を増やすという選択ができます。現在の価格が高すぎる、底値に達していないと考える場合、ポジションを減らすという選択ができます。

グリッドサイズの設定

BTCトークンの現物グリッドトレードを一例に、現在の価格が30000USDTと仮定すると、取引最低価格を20000USDT、取引最高価格を40000USDT、グリッド数を5と設定できます。

従って、価格の間隔は(40000-20000)/5=4000となります。この間隔で設定できる注文価格は、40000、 36000、 32000、 28000、 24000、 20000となります。注文の出し方は、

20000Uで買い注文、24000USDTで売り注文、そして28000USDTで買い注文。36000USDTで買い注文をし、40000USDTで売り注文を出すまで継続することができます。

このグリッドトレードをする前提として、「最近のトレンドでは、BTCトークンが下落する可能性は比較的小さく、基準価格より上昇する可能性がある」という状況下にあることです。その前提が間違っていれば、「高値」で買いを入れやすくなります。(グリッドトレードの目的は、高頻度かつ小幅で利益を継続して得ることであり、BTC標準ポジションの保有者とは本質的に異なるものです。したがって、グリッド取引を利用するトレーダーが35000USDTでBTCを購入した場合、BTCが34500USDTまで下落すると、そのトレーダーにとって大きな金銭的損失となることを意味します)。

グリッドトレード – 利益を最大化する戦略

結論から言うと、弱気相場、特に価格変動の激しい弱気相場において、グリッドトレードを利用することで利益を最大化することができます。仮に価格の方向性を見誤ったとしても、そのコスト自体は比較的低く済みます。逆に、強気相場ではローソク足チャートの「てっぺん」で高値掴みしてしまう可能性が高くなります。

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2022年07月07日 10:00 – 2022-07-13 15:59 (UTC): 取引手数料0%

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MEXCについて

MEXCは2018年4月に設立された、現物取引、ETF、レバレッジ、先物取引などの暗号資産サービスを提供している世界有数のワンストップ・プラットフォームです。「ユーザー第一位」の理念のもと、世界中で700万人を超えるユーザーに対してサービスを提供しています。 核心となるメンバーは、金融とテクノロジーに精通し、専門的な金融商品ロジックと技術的な安全性を備えています。 現在、1,400種類以上の暗号資産の現物取引、200種類以上の暗号資産の先物取引、400種類以上の暗号資産レバレッジETFの取引をサポートしており、世界で最も早く暗号資産を上場し、最も豊富な暗号資産を取引できるプラットフォームとなっています。

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