米国の現物暗号資産ETFは、週明け月曜にビットコイン、イーサ、ソラナ、XRPの主要4カテゴリで合計約6,480万ドルの純流入となりました。金曜比では約80%減りましたが、4カテゴリはいずれもプラスを維持し、流入額だけでは需要の性質を読み切れない点が論点です。
- 主要4カテゴリ合計は月曜6,480万ドル流入
- 金曜約3億3,080万ドルから約80%減
- ビットコインETFは8営業日連続流入
- CoinSharesは需要判別の難しさを指摘しています
主要4カテゴリ合計6,480万ドルの月曜流入
SoSoValueの集計として示された数値では、週明け月曜の米国現物暗号資産ETFへの純流入は、ビットコイン、イーサ、ソラナ、XRPの4カテゴリ合計で約6,480万ドルでした。内訳は、ビットコインETFが3,107万ドル、イーサETFが1,710万ドル、ソラナETFが1,270万ドル、XRP ETFが396万ドルです。
同じ4カテゴリの金曜流入額は約3億3,080万ドルでした。金曜はビットコインが1億3,447万ドル、イーサが8,695万ドル、ソラナが8,670万ドル、XRPが2,265万ドルとされ、月曜の合計は金曜から約80%減っています。前週には4カテゴリ合計で33億ドル超の流入があり、その後の週明けに勢いが細った形です。
減速下で続くビットコイン8営業日の流入
流入額は小さくなったものの、4カテゴリはいずれもプラス流入を保ちました。ビットコインETFは8営業日連続の純流入となり、この期間の合計流入額は約30億ドルとされています。9月21日には、2026年で最大規模となる10億ドル近い流入も記録しました。
イーサETFは7営業日連続のプラス流入です。Farsideのデータとして示された数値では、BlackRockのiShares Ethereum Trustが月曜の1,710万ドルのうち1,540万ドルを占め、21SharesのTETHが170万ドルを加えました。ソラナETFも7営業日連続の純流入となり、BitwiseのBSOLが大半を占めました。XRP ETFは5営業日連続のプラスで、Canary CapitalのXRPCが396万ドルのカテゴリ流入をすべて集めたとされています。
一方、Zcash関連ETFは前週に約3,500万ドルを集めた後、月曜は810万ドルの流出でした。4カテゴリの連続流入と、Zcash関連商品の流出が同じ週明けに並んだことで、商品ごとの資金の向きには差が出ています。
流入額だけでは判別しにくい需要の内訳
CoinSharesの見方では、ETF流入額は機関投資家需要の手掛かりになる一方、それだけで資金の出どころや目的を切り分けるのは難しいとされています。CoinShares調査責任者のJames Butterfill氏は、ETFの買いには価格上昇を見込む資金だけでなく、現物ETFを買ってビットコイン先物を売るベーシス取引(現物と先物の価格差を使う取引)も含まれると説明しています。
同氏のコメントとして示された数値では、米国の暗号資産投資商品は9月に約41億ドルを集め、BlackRockのiShares Bitcoin Trust(IBIT)がその53%超を占めました。CoinSharesの別データとしては、米国の9月流入額が約44億4,000万ドル、世界全体が約45億3,000万ドルとされています。ビットコイン商品が28億4,000万ドルで最大、イーサ商品が約9億4,600万ドルで続きました。
このため、週明けの流入減は資金流入そのものの鈍化を示しますが、流入の目的までは直接示しません。連続流入が続いているか、特定商品の集中が続くか、価格差取引と長期保有目的の資金をどこまで分けて見られるかが、今回のETFフローを読むうえでの条件になります。
