2022年7月8日、MEXCはTwitter Spaceで「しゃべくりMEXC(抹茶)」を開催しました。第4回の「Web3.0時代のNFTとGameFi」というテーマでは、MEXCのアイ氏を司会に、ゲストとしてJamesy氏と304氏が参加してディスカッションを行いました。
本記事では、イベントのダイジェストをお伝えします。全編は以下の音声アーカイブをご視聴ください。
目次
1.登壇者紹介
2.web3について
3.web3と日常生活のかかわり
4.NFTについて
5.Q&A
1.登壇者紹介
都合上、敬称略とさせていただきます。
アイ:MEXCの日本マーケティング担当者
Jamesy:skyland Ventures所属、web3投資を担当
304:NFT GAMER JAPANというコミュニティのジュニアモデレーター、普段はデザイナーとして働いている。
2.web3について
アイ@MEXC:
本題に入らせていただきます。2022年の前半はweb3の発展にとって重要な時期であると思います。web3という単語をよく耳にするようになり、政府によるweb3への取り組みや政策によって、web3は日本経済に影響を与えるでしょうというような声が高まってきていますが、この点について、Jamesyさんに聞いてもよろしいですかね?
Jamesy:
そのようなweb2とweb3の違いは何か、という質問は仕事をしている中でも、よく聞かれます。おおまかにいうと、ビジネスモデル、即ち、マーケティングとファイナンスの形態が異なるポイントだと思ってます。
現在のweb2プラットフォームは、ルールやコンテンツ内容は、プラットフォーム側が決めて、ユーザーの選択肢がほとんどない状況です。これは私の主観を含んでいるのですが、そのウェイトバランスが、エンドユーザー側に少し寄るのではないかと思います。
トークンを取り入れた経済圏のネットワーク効果で、従来よりもスケールする速度も速くなります。
あと例えば最初からliquidityを作れるっていうのも大事で、プロダクトのない状態でも資金調達できて、黒字になってない時でもAMMにトークンを上場させることで、だれでも資金調達することができます。
最後に一つ言いたいのが、やっぱりグローバルであるところで、即ちブロックチェーンチェーン上のデータはすべての人に開かれている、という事ですね
アイ@MEXC:
様々な違いがありますね。web2だとプラットフォームがサーバーをシャットダウンすると、そのデータはすべて消えてしまいますよね。ユーザーには何も残らない。
304:
web3のプラットフォームが、完全に非中央集権化したかというとそうではなく、例えばopen seaを考えてもわかる通り、そうではないんですよね。あくまでweb2の従来のサービスに対して、非中央集権的な活動の自由の幅が広がったという感じですよね。選択肢が広がったといいますか。ユーザーにとっては、あまり気にしなくて良い点かもしれません。技術的なことと、実際のユーザー側の所感って多分乖離があるんですよね。
私の実体験としてメタマスクを例に挙げます。メタマスクを使えば、どのdappsにも即時にログインできるってかなり分かりやすいし、便利ですよね。、ユーザーが自分の情報を入力し、ユーザー名とパスワード設定して、確認メールを確認してというのが、従来のwebサービスの流れでした。それに対して、メタマスクならconnectするだけでwebサービスを使えて、本人確認もできるというのが、非常にスムーズで便利だと感じました。
アイ@MEXC:
非常に便利そうですね。まあ、そうすると、Twitter・Youtube・instagramのIDも現在は別々ですが、今後は一つのIDで、まあどのアプリでも行けるようになって非常に便利になりますね。
Jamesy:
304さんの意見には同意ですね。エンドユーザーの視点だと、実際にその技術が具体的にどうなっているのか?このサービスは脱中央集権的にデータが格納されているのか?は気にならないと思います。
3.web3と日常生活のかかわり
アイ@MEXC:
web3はどのような分野で、実際に私たちの日常日常生活とどういう風に関わりますかね?
Jamesy:
直近だとSTEPNとか、分かりやすい例ですよね。トークンのインセンティブで健康が促進されるというものでした。現実社会に一つのムーブメントを引き起こしました。
304:
顔以外でアイデンティティを表現するときに、NFTはかなり便利だと思います。現状のSNSで考えると、自分の好きなキャラクターとか、好きな芸能人とか、そういう写真をこう、アイコンにするっていうことが多いです。しかし、その写真は著作権法違反になるわけです。NFTをアイコンにするには、お金を出してNFTを買うわけで、著作物に対して対価を払うという価値観が普及しうりますよね。ファンとしてもNFTを買って使うことで、クリエイターさんに貢献することができます。こんな感じで、NFTが社会に与える影響は大きいと思いますね。
アイ@MEXC:
確かにそう思います。
304:
オンチェーンでのユーザーの活動情報をNFTを使って表現する、なんてのも面白そうです。例えばgithubでのオンチェーンでのコントリビューションがNFTで記録されていたら便利ですよね。履歴書代わりになりうるかもしれない。
もっと日常生活の次元に落とし込むと、御朱印帳をNFT化したり、アチーブメントをNFTという形でグローバルに表現できますよね。そのアチーブメントが個人のスコアリングのようになり、各アプリで縦断的に利用されるようになると。
Jamesy:
今ですと海外のプロジェクトで、project galaxyがそれに近いことをやってますね。いまはdappsの利用に対してですが、これが日常に結びついたら、非常に面白いですよね。
4.NFTについて
アイ@MEXC:
Azukiや村上隆さんのcloneXというようなプロジェクトが爆発的普及した背景には、どのようなロジックとがあると思いますか?
304:
村上さんの場合は、NFTを出す前から活動されていて、イノベーター気質のクリエイターで、そんな人がNFTを出すとなると、話題になりやすいです。そのような背景もあり、値上がりを期待した投機勢や、有名なものに対してお金を使う層が買っていると思われます。
一方で、一般的なNFTの話をすると、有名な人が立ち上げたからと言って、それがNFTの文脈では、必ずしも盛り上がるわけではないのが現状です。コントラクトのミスや価格設定で、意外と流行らない場合もあります。
爆発的に流行る背景という考え方よりも、減点方式ではないかと思っています。つまり、コントラクトの不備や何も問題のない優等生なものが売れていくという感じです。
Azukiの場合はERC721というコントラクトを自作して、まとめ買いをしやすい仕組みになっています。コレクターやトレーダーはできるだけ複数の多くのNFTを買いたいので、その需要とマッチしていたんです。コレクターは自分が好きな絵柄を求めていますし、トレーダーは、部分利確のようなことをしたい人が多いです。つまりコントラクトがコレクティブに対するこれらのユーザーの購入動機とマッチしていたというのが、背景にあります。
ただこのようなことは事前にわかることは多くはないので、クリエイターが著名だったり、宣伝であったり、VCがついていたりすることが、人気のでる一般的な条件の一つではないでしょうか。それとクリエイターさんの本気度も重要と考えますね。NFTの目的と、クリエイターの方向性の合致度合い・文脈も重要です。コミュニティに属することや、次回作を期待して買うユーザーも多いと思います。
5.Q&A
リスナー:
NFTなどを絡めたweb3周りのゲームが世間に浸透するのは、どれくらいかかると思いますか?
Jamesy:
具体的な時期の予測は難しいですね。しかし、一つ重要なことがあって、それはキラーアプリの登場です。ポケモンのような、いわゆる社会現象を引き起こすアプリの存在が、不可欠となります。STEPNはその良い例だと思いますね。
304:
同意ですね。自分は5年くらいのスパンで考えています。何が流行るかはというのは、過去の例を見ても突発的な場合が多いですよね。
デザイナーの観点で多くのdappsを見てても、UI・UXが未成熟で洗練されていないです。おそらく技術者や、デザイナーがまだまだ不足している状況で、彼らがweb3業界へ進出するのも時間の問題だと思いますね。
MEXCについて
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