ETFレクチャー:ETF取引に関するQ&A

1、レバレッジETF商品とは?

レバレッジETFは暗号資産の世界における新しいタイプのデリバティブ商品です。現物取引と同じように取引ができますが、現物取引よりも高い収益率が期待できます。そして、先物取引と比較してリスクが低く、運用方法もシンプルです。伝統的な金融市場のレバレッジETF商品と同じように、MEXCのレバレッジETF商品は暗号資産の原資産価格の値動きを追跡し、原資産の2〜5倍の値動きを持ちます。

2、MEXCのレバレッジETF商品名の構成は?

MEXCのレバレッジETFの商品名は、「トークン+レバレッジ倍率+ロング/ショート」で構成されています。

例えば、BTC3Lは、BTC3倍レバレッジのロングポジションを保有しているという意味になります。

また、BTC3Sは、BTC3倍レバレッジのショートポジションを保有しているという意味になります。

仮に、BTCの価格が1%上昇した場合、BTC3Lの価格は3%上昇しますが、BTC3Sの価格は3%下落します。

また、BTCの価格が1%下落した場合、BTC3Sの価格は3%上昇しますが、BTC3Lの価格は3%下落します。

3、レバレッジETF商品の長所

① 自動清算のリスクがありません。

レバレッジETF商品は、レバレッジが効いているとはいえ、その本質は現物取引と同じようなものです。従って、原資産の価格がどのように変動しても、自動清算されることはありません。

②  証拠金や借入金が不要

自身の資産を売買するという簡単な操作方法で、リターンを得ることができます。証拠金と借入金は必要ありません。

③ 複利効果

レバレッジETFはリバランスの仕組みにより、上昇または下落が続く相場では、日々の収益が自動的に再投資されるため、ポジションに振り替えられます。一般的に、レバレッジETF商品はトレンド相場に向いていると言われており、複利効果が得られるため、同じ倍率の信用取引商品、先物取引商品よりも高い収益率が期待できます。

④ 低額な手数料

レバレッジETF商品を取引する際には、現物取引と同様に0.2%の取引手数料を支払います。また、一般的に1日あたり0.001%の資金運用手数料がかかりますが、同じ暗号資産を保有する場合、レバレッジETF商品の保有コストは先物取引や信用取引よりも低くなります。(資金運用手数料の控除は毎日日本時間1:00に行われ、純資産に表示されます。)

⑤ 豊富な商品種類

MEXCは400種類以上のレバレッジETF商品をサポートしており、新銘柄の上場スピードも早いです。

⑥ 新しいイベントを常に開催

MEXCは常にレバレッジETF商品のイベントを開催し、新規ユーザーは入金やレバレッジETF商品を取引することで、無料のエアドロップを受け取ることができます。

4、レバレッジETF商品の手数料について

取引手数料: レバレッジETF商品の取引手数料は0.2%です。

資金運用手数料:資金手数料や取引手数料など、資金の組み合わせに発生する必要なコストを支払うため、レバレッジ倍数ごとに毎日資金運用手数料を徴収します(通常は倍数ごとに0.001%、その後市場の変動に応じて調整され、具体的には取引画面で確認することができます。) 資金運用手数料は純資産の変動に反映され、日本時間の1:00にのみ発生し、その時点で保有していない場合は発生しません。

5、レバレッジETFの純資産とは

レバレッジETF商品は、基本的には、固定レバレッジ資産です。ETF保有者は、対応する原資産の利回りを多様に享受できるようになっています。そのため、レバレッジETF商品の価値は、対応する暗号資産の先物取引のポジションに連動する純資産となります。

MEXCは、高い透明性を維持するために、レバレッジETF商品の純資産をリアルタイムで公開します。

理論的には、レバレッジETF商品の純資産は、原資産の適正価格と等しくなるはずです。しかし、暗号資産の市場は変動が激しく、流通市場での取引価格が一定期間で適正価格(純資産)から乖離する可能性があり、プレミアムと呼ばれる価格で取引されることがあります。ユーザーの皆様は、損失を避けるために、注文価格が純資産から大きく乖離しないように注意していただく必要があります。

6、レバレッジETFと信用取引の違い

信用取引 :証拠金のx倍(保有する暗号資産の倍数)の資産を借りて取引を行い、収益を上げます。

レバレッジETF:証拠金や借入金が不要、暗号資産の上昇または下落を増幅させることで収益を上げます。

7、レバレッジETFと先物取引の違い

先物取引:ポジション価値の変動により、実際のレバレッジは変動します。

レバレッジETF:証拠金なし、自動清算のリスクがありません。毎日定期的にポジション調整、レバレッジ倍率は基本的に2~5倍に固定されます。

8、レバレッジETF商品を取引する際の注意点

① ETFを取引する際には、純資産価格と実際価格の差に注意する必要があります。ファンド商品であるレバレッジETF商品の1口は、ファンドの対応する株数に相当します。理論上、純資産は流通市場におけるトークンの公正な取引価格となります。しかし、市場の変動により、ある時期において流通市場での取引価格が純資産価格から若干乖離し、一定のプレミアムが発生する場合があります。このとき、売買の注文を行う際には、純資産の価格を参照する必要があります。注文価格と純資産の乖離が大きすぎると、プレミアムが消滅した後に元本割れを起こすことになります。

② リバランスサイクルを経たレバレッジETFは、複数日の累積利回りと現物利回りが一定の倍率の関係を保つことを保証するものではありません。

③ 非定期リバランスが発動された後も市場トレンドが継続する場合、利用者の損失は小さくなりますが、発動直後に市場トレンドが反転した場合、リバランスにより商品の反発速度も弱くなります。

④ 方向性の判断を誤ると、極端な相場展開の場合、価格がゼロに近づくリスクがあります。

9、レバレッジETF商品の株式併合メカニズムとは?

レバレッジETF商品の株式を併合することにより、アカウントのレバレッジETFの枚数が減少しても慌てないでください。レバレッジETF商品の純資産が0.1USDT以下になると、価格変動に対する感度を向上させるために、株式併合のメカニズムが発動されます。暗号資産の価格精度が下がると、取引時のスリッページが増加します。併合後レバレッジETFの保有量は1/10に減少しますが、レバレッジETFの価格は併合前の10倍になります。そのため、資産総額に影響を与えることはありません。

例:

BTC3Lが0.088USDT(0.1USDT未満)まで下落した場合、併合メカニズムが発動されます。

1000枚のBTC3Lを保有している場合、100枚のBTC3Lに併合されます。

ただし、純資産も0.088USDTから0.88USDTに併合される予定です。

つまり、対応する総資産は変わりません。

合併前: 総資産 = 1000 * 0.088 = 88 USDT

合併後:総資産 = 100 * 0.88 = 88 USDT

10、レバレッジETF商品を0.1USDT以下の価格で購入したにもかかわらず、併合された理由は?(価格が0.1USDT以下で購入すると併合されないと考えるユーザーもいるでしょう)

レバレッジETF商品の純資産が0.1USDT以下になると、株式併合のメカニズムが発動されます。0.1USDT以下の価格でレバレッジETFを購入されるのは、まだ併合が完了していない商品であり、併合後の価格は必ず0.1USDTより高くなります。 この状況は、合併完了前に商品の価格の急速下落により0.1USDT以下になってしまったためです。併合後レバレッジETFの保有量は1/10に減少しますが、レバレッジETFの価格は併合前の10倍になります。そのため、資産総額に影響を与えることはありません。

例:DOGE3S を 0.001USDT で10,000枚購入し、総資産が10USDTであったとします。

合併後、元の10,000枚の DOGE3Sは10分の1の1,000枚になります。

DOGE3Sの価格は10倍(0.01USDT)になり、総資産は10USDTのままです。

11、定期リバランスとは

定期リバランスは通常、午前1:00(日本時間)に行います。MEXCはレバレッジ比率が大きく乖離しないように、24時間ごとにポジションのリバランスを行い、ETFのレバレッジを2倍、3倍、4倍、5倍に維持するためのメカニズムです。

例えば、レバレッジ3倍のETFが損失状態になった場合、ファンドが清算のリスクを避けるために、一部のポジションを売却してレバレッジ3倍を回復させます。

12、非定期リバランスとは

レバレッジETFでは、市場の乱高下により、ユーザーの利益を守り、ETF指数が原資産から大幅な乖離を防ぐため、指定されたレバレッジ倍数まで自動的にリバランスされるメカニズムがあります。急激な変動があり、1日以内の原資産の変動が所定の限界値(3倍ロング初期値は15%、他の商品の限界値は異なる場合があります。詳細はレバレッジETFページの情報をご参照ください)を超えた場合、システムは直ちにレバレッジを再び3倍比率に一致させるために資産のリバランスを行います。このリバランスは、損失が出ている側にのみ適用されます。例えば、BTCの価格が15%上昇した場合、BTC3S商品はリバランスされますが、BTC3Lは変更されません。

13、なぜ3Lと3Sが同時に上昇または下落するのですか

①  3Lと3Sのうち、1つが併合された場合,併合後の純資産は10倍になるため、ローソクチャートと値上がり率でより大きな上昇を示し,3Lと3Sが同時に上昇する状況になります。

② 市場の変動が小さい場合、買い圧力や売り圧力により、直近の価格が純資産価格から乖離し、3Lと3Sが同時に小さく上昇または下落することがあります。

③ リバランスの仕組みがあるため、3Lまたは3Sのリバランス後に相場が急反転した場合、ポジションを減らすためのリバランスにより、両方が同時に下落を示す可能性があります。

例として、ZECの価格は100USDTで、まず15%上昇して115USDTになり、その後15%下落して97.75USDTになったとします。

ZEC3LとZEC3Sともに1USDTでスタートしたと仮定した場合、

ZECの価格は97.75USDTで、2.25%下落し、15%の下落率を超えず、リバランスが作動しません。その時点で3Lは2.25% * 3倍 = 6.75%下落し、ZEC3Lの純資産価格は0.9325USDTになります。

ZEC3Sについては、最初のZECの15%の上昇により、ZEC3Sは45%下落し、この時点での純資産価格は0.55USDTです。リバランスされた後、ZECは15%下落し、ZEC3Sは45%の上昇、この時点で純資産は0.55*(1+15%*3)= 0.7975USDTとなります。

このように、レバレッジETF商品のリバランスは価格に影響を与えるため、3Sと3Lの両方が上昇する、あるいは両方が下落するという事態もあり得ることになります。

14、3L、3Sが現物取引価格に従わない理由

レバレッジETF商品は、Binance、Huobi、gate、MEXC、OKの各取引所により、対応する暗号資産の先物取引のポジションに連動する純資産となります。現物取引の価格に連動しません。

15、変動相場はリスク?

市場の変動が激しい場合、ETFのポジションを持つことは一定の資金レートの消耗が発生します。ユーザーの皆様は、大きな損失を避けるために、注文価格が純資産から大きく乖離しないように注意していただく必要があります。

16、レバレッジETF商品のリスクについて

① 長期保有の場合は、日々の資金運用手数料が発生します。

② 損失が大きいときは、自動的にポジションが減らされ、リバウンドが遅くなります。

急激な変動があった場合、その変動により損失が出た側がリバランスされ、基本的にはレバレッジ倍率を調整してリスクを軽減することになります。一時的なリバランス(ポジションの削減)直後に相場が反転した場合、ポジションの削減により銘柄価格の反発も遅くなります。

③ 注文する際に、純資産価格に注意する必要があります。

市場の変動により、ある時点の純資産価格と乖離した価格で取引され、プレミアムが発生する場合があります。 ユーザーとしては、注文の価格が基準価額から大きく乖離しないように注意しなければ、大きな損失を被る可能性があります。

④ 複数日の上昇・下落を累積して追随しないこと

レバレッジETF商品は、原資産である日中収益率の一定倍率にしか連動せず、何日も相場の上下を繰り返すと資金費用の消耗を発生することがあります。

17、レバレッジETFに適した市場環境とは?効果的な投資方法は?

伝統的な金融市場で検証された商品であるため、レバレッジETFは大多数の投資家に適しているといえます。 しかし、レバレッジETFはそのリバランス仕組み上、一方的な上昇、または一方的な下落などのトレンド相場に適しており、レバレッジETFのパフォーマンスと優位性は、この時点ではっきりとわかると思います。レバレッジETFの商品特性上、変動相場の中で資金費用の消耗を発生することがあります。

18、レバレッジETF商品は大きく下落した後、すぐに反発したのに、総資産が損失になっているのはなぜでしょうか?

非定期リバランスが発動された後も市場トレンドが継続する場合、利用者の損失は小さくなりますが、発動直後に市場トレンドが反転した場合、リバランスにより商品の反発速度も弱くなります。ポジションを減らす(先物取引における損切りに似ている)ためのリバランスにより、ポジションが小さくなったため、当初の利益水準に戻れなくなります。

19、MEXCのレバレッジトークンは、自社で発行したものですか?

はい、そうです。

20、レバレッジETFトークンの総量に上限はありますか?また、総量はいくらですか?

上場時の初期価格は1USDTで、総量の上限はありません。

21、レバレッジETFトークンは無制限に発行されるのでしょうか? インターフェースに発行総量が表示されていません。

レバレッジETFトークンは、従来のレバレッジETF商品と性質が似ています。従来のレバレッジETFは、ユーザーが流通市場で自由に売買できるオープンエンドファンドであるため、レバレッジトークンの発行量は一定ではありません。MEXCはレバレッジトークンの発行者として、市場の流動性やユーザーの要求に応じてレバレッジトークンの発行量を増加させることが可能です。

22、レバレッジETFトークンは入金、出金することができますか。

いいえ、できません。

MEXCグローバルについて

2018年4月に設立されたMEXCは、700万以上のユーザーを持つ暗号資産取引所で、現物、信用、先物、レバレッジETF、デリバティブ取引、ステーキングなどのサービスをワンストップでユーザーの皆様に提供しています。コアメンバーは国際的な企業や金融会社出身で、ブロックチェーンや金融業界では豊富な経験があります。

詳細については、ウェブサイト公式ブログをご覧ください。TwitterLINETelegramからも様々な情報を入手できますので、是非ご利用ください!

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