ベテラントレーダーのPeter Brandt氏は、ビットコインが6月下旬の約58,000ドルで底を打ち、新たな強気サイクルに入った可能性を示しました。10月初旬の押し目や2029年後半の高値レンジにも触れており、読者にとっては予測そのものより、同氏がどの条件で相場を見ているかが焦点です。
- Brandt氏は6月約58,000ドル底を想定
- 10月初旬65,000〜66,000ドルが押し目候補
- 2029年後半300,000〜600,000ドルを見込みます
- XRPは用途と価格上昇を切り分けて評価
Brandt氏の底打ち判断と6月安値の位置づけ
ベテラントレーダーのPeter Brandt氏は、ビットコインが弱気相場の安値をすでに付け、新しい強気サイクルに入りつつある可能性があるとの見解を示しました。同氏は以前、ビットコインの弱気相場が10月4日に終わると見込んでいましたが、足元では市場がその見通しに先回りしたとみています。
Brandt氏は7月時点で、ビットコイン価格が40,000ドル台後半まで下落する可能性を警告していました。そのインタビュー公開時に約64,000ドルだったビットコインは、最新の出演時点で85,000ドル近くまで上昇しています。同氏は後知恵として、6月下旬の約58,000ドルが今回のサイクル底だった可能性に言及しました。
10月初旬の押し目と2029年高値レンジ
底打ちの見方と同時に、Brandt氏は10月初旬に65,000ドルから66,000ドル方向への急落が起きる可能性にも触れています。相場を追いかけた遅い買い手が増えた場合、その動きが振るい落としとなり、同氏の見方ではポジションを積み上げる機会になり得ます。
ただし、これはBrandt氏の相場観であり、価格上昇の断定ではありません。同氏自身も、ビットコインは一直線に上昇するものではないと述べています。次のサイクル高値については、2029年後半までに300,000ドルから600,000ドルの範囲に達する可能性を示しました。7月時点の250,000ドルから300,000ドルという見通しから、上限を引き上げた形です。
個別ニュースよりサイクルの時間軸を重視
Brandt氏は、個別の法案やニュースでビットコインの値動きを説明し切ろうとする見方には慎重です。市場が動いた後に投資家やトレーダーが説明を作ることが多く、その説明は少なくとも一部が誤っている場合があるとの立場を示しています。
同氏は、半減期(ビットコインの新規発行量が約4年ごとに半分になる仕組み)を弱気相場の安値と次の高値の中間付近に置くサイクル観を重視しています。今回の予測も、新しい強気相場がすでに始まり、過去のサイクルに近い時間軸が続くことを前提にしています。年末までに100,000ドルへ届くかどうかより、管理可能なリスクで次の取引機会を見つけられるかを重視していると説明しました。
XRPへの慎重評価と主要銘柄の扱い
Brandt氏はXRPについて、決済用途やRippleの銀行向け提携があることだけでは、投資対象としての価値上昇を自動的に意味しないとの見方を示しました。取引に使えることと、資産価格が上がることを分けて考えている形です。
一方で、イーサリアムとソラナにはビットコインと並ぶ余地があるとし、新しいトークンを次々に追いかける姿勢には慎重です。これらの発言はBrandt氏個人の市場見解であり、特定銘柄の売買を勧めるものではありません。
