Cosmos上のNFT特化型ブロックチェーン、Aura Networkに関する投資分析

出典:Aura Network公式Twitter

I. プロジェクトの紹介

Aura Network(AURA)は、Cosmos SDKに基づいて構築されたLayer 1ブロックチェーンで、NFTプラットフォームの拡大に焦点を当てています。 このプロトコルは、NFTの作成、追跡、取引などの機能をユーザーに提供し、世界中の人々がNFTを享受することを可能にします。NFTインフラ分野でのパイオニアとなることを目指すプロジェクトです。

Auraのエコシステムは4つのレイヤーに分類できます。

①インフラ

Auraエコシステムには、ノードクライアントAuradなど基盤となるブロックチェーンプラットフォームに関連するすべてのリソースが含まれています。 これにはGenesisブロック、設定ファイル、Aura Networkブロックチェーンにサービスを提供するデプロイメントサービスなどが挙げられます。

②トークン

Auraエコシステムには、バイナンススマートチェーン上に構築されたAura CoinとAuraという2つのネイティブトークンがあります。 Auraは、CosmWasmを利用する他のブロックチェーンと同様、CW20トークンの作成もサポートしています。

③dApps

DeFiやNFTを利用する際、下記のようなユーザーエクスペリエンスを提供するアプリケーションです。

ウォレット:Aura Networkの暗号資産ウォレットで、現在Coin98ウォレットとKeplrなどをサポートしています。

AuraScan:ブロックチェーンブラウザとして、ガバナンス、ステーキング、NFT、通知などAuraホルダーに合わせた機能を追加しています。

NFT Hub:AuraコミュニティがNFTやメタバースで交流するためのワンストッププラットフォームです。

Aura DEX:AuraのCW-20トークンに基づく分散型取引所です。

Playground : Ethereum Remix IDEにインスパイアされ、開発者向けのWebベーススマートコントラクトIDEです。

Bridge : Auraブリッジとして、EVM互換性のあるブロックチェーンとAuraチェーンの間で資産をやり取りすることを可能にします。

Market:NFTのマーケットプレイスがあります。

Launchpad : Auraチェーン上に構築されたNFTプロジェクトに対する技術的•資金的•ビジネス促進に関するの支援を提供します。

Aura Safe : Gnosisのセキュリティにインスパイアされてデザインされたマルチシグ・ウォレットであります。

④API

Auraに基づいて構築されたアプリケーションは、公共サービス用の標準仕様のオープンAPIを提供する必要があります。

Aura Networkは第2四半期にベータ版がリリースされました。 メインネットワークは2022年9月末にリリースされる予定です。公式アップデートによると、ガバナンストークンであるAURAはMEXCのM-Dayプログラムで取り扱いが開始されました。MEXCは、世界でAURAトークンを初めて上場させた暗号資産取引プラットフォームになりました。

II.トケノミクス

Aura Networkはデュアルトークン性を採用しており、1つはAura Networkブロックチェーン上のネイティブトークンAURAで、Aura Networkのメインネット立ち上げ時に発行される予定です。もう 1 つは他のブロックチェーン上で運用される AURA トークンで、これらのトークンは バイナンススマートチェーン上の BEP-20トークンとして発行される予定です。

Aura NetworkのガバナンストークンであるAURAは、総供給量は10億枚で、下記のように分配されます。

20%がエコシステムの拡張に使用され、内50%は一斉にロックが解除され、残りは48か月間に渡って徐々に解放されます。

20%がチームに配布され、12か月後36か月間に渡って徐々に毎月解放されます。

10%は戦略ラウンドに使用され、48か月間に渡って毎月解放されます。

10%がファンドに残され、48か月間に渡って徐々に毎月解放されます。

5%がプライベートラウンドに使用され、48か月間にわたって徐々に毎月解放されます。

5%が公募ラウンドに使用され、一斉に解放されます。

5%が一旦保留され、用途はまだ決まっていません。

25%がマイニングの促進のために使用されます。

III.投資機関

公式からの情報によると、Aura NetworkはMEXC Labs、Coin98 Ventures、GBV Capital、Impossible Finance、Kucoin Labs、Kyber Ventures、GUILDFI、Avatar by Avalanche、TPX Ventures、Redline DaoとOIGなどが参加する250万ドルのシード資金調達ラウンドを終了しました。

IV.関連リンク

Website:https://aura.network/

Twitter:https://twitter.com/AuraNetworkHQ

Discord:https://discord.com/invite/sKsvpQTAzP

Telegram:https://t.me/AuraNetworkOfficial

Facebook:https://www.facebook.com/AuraNetworkHQ/

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/auranetwork/

V. トークンの実用的価値に関する分析

AURAトークンの運用方法は以下の通りです:

①ガバナンス:提案の作成及び投票に使用されます。例)新機能、コミュニティ助成金、ネットワーク料金、ネットワーク内の他のパラメータの調整など。

②取引:取引手数料の支払い

③ステーキング:Aura Networkのメインネット上でステーキングを行い、流動性を提供すること。

リスク分析

①Aura NetworkはNFT分野のLayer 1プラットフォームの拡大に重点を置いており、優れた開発者環境と質の高いユーザー体験がプロジェクト成功の鍵になります。しかし、Cosmosエコシステム自体の話題性が減少傾向に有る現在、この分野の他の優良プロジェクトとAura Networkの競争力を比較、検討する必要はあると言えます

トークンバーンのメカニズムが不明瞭であり、今後インフレが発生する可能性があります。

初年度にアンロックされるトークンの数が多く、トークンの価格変動に注意を払う必要があります。一方、AURAトークンのバーンメカニズムはまだ公開されておらず、今後プロジェクトがインフレの危機に貧する可能性があることなど、継続して注視していく必要があります。。

注記:当記事は、Aura Network公式サイトにて一般公開されている内容を当記事掲載用に再編集したものです。投資アドバイスを提供するものではありません。

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