米資産運用会社VanEckは、株式・債券・実物資産とビットコインへの配分を組み合わせるアクティブ運用型のWealth Builder ETF(NYSE: WBMO)を開始したとされています。同ETFは、ビットコインの目標配分を2%、許容範囲を1〜5%とし、他の資産と一体で配分を調整する設計です。
- VanEckがNYSE: WBMOを開始したとされています。
- ビットコインの目標配分は2%、許容範囲は1〜5%です。
- 株式・債券・金を含む実物資産と組み合わせる構成
- 1〜5%の許容範囲でビットコイン配分を管理する設計
アクティブ運用とは、あらかじめ定めた比率を維持するだけでなく、運用会社が資産配分を調整・リバランスする運用を指します。今回開始されたETFでは、株式や債券などと並べてビットコインへの配分を管理する枠組みが示されています。
開始されたWealth Builder ETFの資産構成
Wealth Builder ETFは、世界の株式、債券、金を含む実物資産への配分を組み合わせる商品とされています。VanEckが資産配分とリバランスを担い、VanEckのETFと第三者のETFの双方に投資する設計です。
ビットコインへのエクスポージャーは、暗号資産を直接保有するのではなく、現物ビットコインへの連動を目指すETPを通じて得るとされています。これにより、ビットコインは他の資産と同じポートフォリオの中で扱われます。
目標2%・許容範囲1〜5%のビットコイン配分
ビットコインの目標配分は2%で、保有が許容される範囲は1%から5%です。目標比率と許容範囲を分けた設計は、ビットコインへの配分を固定値ではなく、運用の中で幅を持たせて管理することを示しています。
同ETFは、金融アドバイザー向けに第三者の資産運用プラットフォームを通じて提供されてきたVanEckのWealth Builderモデルポートフォリオを基にするとされています。既存の資産配分の枠組みに、現物ビットコイン連動ETPを通じた配分を加えた点が、今回開始された商品の構成です。
退職年金分野での取り組みと広報担当者の見解
VanEckは3月、退職年金プラットフォームのBasic Capitalとの提携を通じ、デジタル資産関連の上場商品の一部を米国の企業拠出型401(k)プランで利用できるようにしたとされています。同社によると、運用資産は9月30日時点で約2441億ドルです。
同社の広報担当者は、債務返済や新たな政策課題への資金手当てを背景に、政府が通貨価値を低下させる可能性があるとの見解を示したとされています。その上で、金が担ってきた購買力保全の役割を踏まえ、ビットコインを希少性を持ち、従来の通貨制度の外側に位置する補完的な資産として捉える考えを述べています。
