Blumenthal米上院議員は、Cantor Fitzgerald会長Brandon Lutnick氏に、Tetherとの関係に関する13項目の記録提出を要請しました。回答期限は10月23日で、書簡は取引関係や制裁・マネーロンダリング対策の確認を求め、Cantorの法令違反を認定していません。
- Blumenthal氏がCantorに13項目の記録提出を要請しました
- Cantorへの回答期限は10月23日、要請は召喚状ではありません
- Tetherとの取引と制裁・マネーロンダリング対策の確認が対象
- Cantorの法令違反や不正行為を認定しない書簡の範囲
13項目の情報提供要請と10月23日の回答期限
米上院常設調査小委員会で民主党側の筆頭理事を務めるRichard Blumenthal氏は、ウォール街の金融サービス会社Cantor Fitzgeraldに書簡を送り、Tetherとの事業関係に関する13項目の記録提出を求めました。宛先はCantor Fitzgerald会長で、ハワード・ラトニック米商務長官の息子であるBrandon Lutnick氏です。
書簡では、この要請を、同小委員会の民主党側が進める暗号資産の不正利用と、トランプ政権による暗号資産企業との自己利益誘導・自己取引を巡る調査の一環として位置付けています。ただし、今回の要請は召喚状ではなく、Cantor Fitzgeraldには10月23日までの回答が求められています。
Tetherとの取引関係と確認を求めた事項
書簡では、Cantor FitzgeraldがTetherの準備資産の保管に関わる関係を踏まえ、同社がTetherによる米国の制裁およびマネーロンダリング対策の順守をどのように確認しているかについて説明を求めています。準備資産は、流通するUSDT(米ドル連動型のステーブルコイン)を支える現金などの資産です。
要求項目には、Tetherとの取引関係、取引先を確認する方針、関係終了を検討したことがあるかどうかに加え、ホワイトハウスや州・連邦規制当局とのTetherに関する協議・ロビー活動に関する記録が含まれます。Blumenthal氏は、ハワード・ラトニック氏がCantorの持分を子どもへ移す際に関連した可能性のあるTetherからの融資についても、条件の開示を求めました。
書簡内の主張と不正行為の認定がない点
Blumenthal氏は書簡で、トランプ大統領の再就任以降、ハワード・ラトニック氏が2億5,000万ドル超を得たと主張しました。このうち1億9,200万ドルはCantorからの分配金だとしています。また、Cantorが保有するTether株5%の価値は、同期間に6億ドルから推定100億ドルへ上昇したとの見方も示しました。
これらは、Blumenthal氏が書簡で示した主張です。書簡はCantor Fitzgeraldが特定の法律に違反したとは非難しておらず、不正行為を認定する内容でもありません。
回答期限までの記録保存要請
Cantor Fitzgeraldには、回答期限までにTetherとの関係に結び付く文書、記録、連絡を保存することも求められています。書簡が求めるのは情報提供であり、提出後にどのような判断が示されるかは、この要請自体では定められていません。
