Googleは10月28日、Geminiを使ってGmail内の注文番号などを検索し、Webフォームの入力候補に使うChromeの「拡張自動入力」を米国で始めました。対象はPersonal Intelligenceを有効にしたGemini in Chrome利用者で、Gmailの情報とChrome保存情報の扱いが分かれます。
- Googleは10月28日、米国で拡張自動入力を提供開始
- GeminiがGmailの注文番号などを検索し入力候補へ
- Personal Intelligence有効化の米国利用者が対象
- Gmail情報とChrome保存情報の扱いの区別
GeminiでGmailの情報を使う拡張自動入力
Googleは10月28日、Chromeの拡張自動入力を米国で提供し始めました。この機能は、Webフォームが注文番号や配送状況、航空便の予約情報を求めた際に、Geminiを使ってGmail内の該当情報を検索し、入力候補として示すものです。
通常の自動入力は、氏名や住所などを毎回入力しなくてよいよう、ブラウザに保存した情報をフォームへ入力する機能です。今回の拡張自動入力では、Gmailにある情報を検索対象に加えることで、注文や移動に関する項目にも対応します。
この仕組みには、GeminiがGmailなど接続したアプリの情報を回答に反映するPersonal Intelligenceが使われます。拡張自動入力は、この機能を有効にした利用者向けに提供されます。
米国のGemini in Chrome利用者に限られる提供条件
提供は米国で始まり、対象環境はデスクトップ版Chrome、Android、iOSです。利用するには、Gemini in ChromeでPersonal Intelligenceを有効にしている必要があります。
Googleは、接続するアプリを利用者が選び、接続をいつでも解除できると説明しています。拡張自動入力を有効にするかどうかや、機能がアクセスできる範囲はChromeの設定で管理できます。
Googleは他の国・地域での提供時期を示していません。したがって、今回示された提供範囲は米国と、指定された3つの利用環境です。
Gmailから使う情報とChrome保存情報の区別
GoogleがGmailから取得すると示しているのは、注文番号、配送追跡情報、航空便の予約情報の3種類です。これらは、フォームの入力欄に応じて拡張自動入力の候補に使われます。
一方、クレジットカード番号や住所はChromeの標準的な自動入力の対象で、ブラウザに保存した情報から入力されます。Googleは、今回の拡張自動入力がこれらの情報をGmailから取得するとは示していません。
Googleは、機密データは暗号化され、利用者が機能の利用とアクセス範囲を管理できると説明しています。Gmailを検索対象にする機能と、Chromeに保存済みの情報を使う従来の自動入力は、対象となる情報の置き場所が異なります。
