ビットコインは金曜日の米国市場で7万7000ドル付近まで下落し、10月は7.7%安で終える見通しとなりました。この水準で月間終値が確定すれば、2014年以来で最も弱い10月の成績となります。同じ取引時間帯には米国株と金も下落し、暗号資産市場ではバイナンスを巡る事案の余波も続いていました。
- BTCは7万7000ドル付近、10月7.7%安の見通し
- ナスダック約2.5%安、金は3891ドルまで下落
- 2014年以来の低調な10月となる条件は月間終値
ビットコインが7万7000ドル付近で推移した市場環境
ビットコイン(BTC)は、金曜日の米国市場の取引開始時点で8万ドルを下回り、7万7000ドル付近で推移しました。BTC/USDは当日に1.1%下落し、9月18日以来の安値を付けた後も上値の重い状態が続きました。同じ取引時間帯には、米国株と金も下落しました。
米国株と金で進んだ同時安
米国株式市場では、テクノロジー企業の先行きに対する懸念が強まりました。インテルは第4四半期の売上高が市場予想を下回る見通しを示し、金曜日の取引開始後に株価が約30%下落しました。ナスダック総合指数も約2.5%下げ、約2万5500まで低下しました。この水準は8月3日以来とされています。
金価格も1トロイオンス当たり3891ドルまで下落し、2025年10月以来の安値となりました。株式、金、ビットコインで値下がりが同時に進んだことは確認できますが、個別の値動きについて単一の原因を断定するものではありません。
バイナンスを巡る事案と10月の月間騰落率
暗号資産市場では、バイナンスを巡る侵害の余波も続いていました。バイナンスは、63億ドル相当のコインとトークンの盗難で生じた損失を自社資本で補填するとしており、同社には対応に充てられる50億ドル相当のトークンがあると説明しています。取引会社QCPキャピタルは、マクロ環境、テクノロジー業界への懸念、バイナンスを巡る事案が重なり、市場の再評価が進む局面になったとの見方を示しました。
CoinGlassの月間騰落率データに基づくと、BTC/USDは10月に7.7%下落して月を終える見通しでした。この水準で月間終値が確定すれば、2014年以来で最も弱い10月の成績となります。7.7%は、取引時点で示された月間下落の見通しです。
