ビットコインを主要な財務資産とするStrategyは、9月21〜27日に1,665BTCを追加取得し、保有量を847,666BTCに増やしました。夏の売却前水準を上回った一方、同じ開示ではMSTR株売却資金とSTRC優先株の買い戻しも示され、BTC取得と資本管理の組み合わせが焦点です。
- Strategyは9月21〜27日に1,665BTCを取得
- 保有量は847,666BTCで過去最高水準
- MSTR売却資金はBTC取得とSTRC買い戻しへ
- 10月28日の優先株議題が次の焦点です。
9月21〜27日の1,665BTC取得と847,666BTC保有
ビットコインを主要な財務資産として保有するStrategyは、9月28日付のForm 8-K(米証券取引委員会に提出する臨時報告書)で、9月21日から27日までに1,665BTCを取得した内容を示しました。取得額は1億4,270万ドルで、平均取得単価は1BTCあたり85,681ドルです。
この取得後、同社のビットコイン保有量は847,666BTCとなりました。全保有分の累計取得額は639億5,000万ドル、平均取得単価は手数料などを含めて75,437ドルとされています。保有量は、従来高値として示されていた847,363BTCを上回る水準です。
夏の売却後に戻った保有量
今回の取得により、夏に減った保有量は売却前を上回りました。Strategyは6月29日から8月9日までに合計6,916BTCを売却し、優先株の配当原資やSTRC買い戻しなどに充てたとされています。
その後、同社は8月下旬に4,603BTCを取得し、9月14〜20日にも950BTCを取得しました。今回の1,665BTCは2週連続の追加取得に当たります。一連の取得により、同社の保有量は夏の売却が始まる前の水準を上回りました。
MSTR株売却・STRC買い戻しと10月28日の優先株議題
今回のBTC取得資金の中心は、MSTR Class A株を市場で随時売却するATMプログラムでした。Strategyは週内に1,469,165株を売却し、純手取り2億4,620万ドルを得ました。このうち1億4,270万ドルがBTC取得、1億350万ドルがSTRC優先株の買い戻しに充てられました。
STRC優先株(普通株より配当などで優先される株式の一種)の買い戻しは1,534,530株、総額1億5,170万ドルでした。BTC取得資金とは別に、買い戻し総額の一部として4,810万ドルがUSD Cashから使われたとされています。9月27日時点のドル資産は60億2,000万ドルで、内訳はUSD Reserveが50億2,000万ドル、USD Cashが10億ドルです。
Strategyには、優先株などの買い戻し枠が7億2,350万ドル残っています。同社は10月28日の臨時株主総会で、STRCを含む4種類の優先株の日次配当に関する承認を求める予定です。今回の開示では、BTC取得と並行して、株式発行、ドル資産、優先株の買い戻しを組み合わせる資本管理の形が示されています。
