英金融行為規制機構(FCA)は、トークン化ゴールドの規制上の扱いを問う意見募集を公表しました。集団投資スキームやAIF規制との境界、ホールセール市場での担保利用を検討し、回答期限を10月23日に設定しています。
- FCAがトークン化ゴールドの規制上の位置付けを意見募集
- CIS・AIF規制との境界が制度上の論点
- ホールセール市場での担保利用も検討対象
- 回答期限は10月23日です
FCAの意見募集と10月23日期限
英金融行為規制機構(FCA)は月曜日、トークン化ゴールドの扱いを問うcall for input(意見募集)を公表しました。トークン化ゴールドは、金の価値や保有に関する情報をブロックチェーン上のデジタル単位で扱う仕組みです。
回答期限は10月23日です。FCAは英財務省と連携し、現在の規制を適用するのか、限定的な適用除外を設けるのか、トークン化ゴールド向けの独自枠組みを作るのかを検討します。
CIS・AIF規制との境界
意見募集の背景には、トークン化ゴールドが集団投資スキーム(CIS)やオルタナティブ投資ファンド(AIF)に当たるかどうかをめぐる不確実性があります。規制区分が定まらなければ、事業者は金の売買や保管をどの制度に沿って設計すべきか判断しにくくなります。
FCAは、金の取引、移転、担保設定、保管をトークン化で改善できるかを検討します。制度上の区分だけでなく、取引の実務と利用者保護をどの規則で扱うかが論点になります。
金融市場での使途と制度選択
FCAの検討対象には、トークン化ゴールドをホールセール市場の担保として利用できるかどうかも含まれます。担保として機能すれば、金の移転や保管に関する事務をデジタル化し、金融機関間の取引で使う余地が広がります。
一方、適用除外を広げれば規制対応が軽くなる可能性がある反面、対象商品の範囲や利用者保護の条件を明確にする必要があります。10月23日までの意見を踏まえ、明確なガイダンス、限定的な適用除外、独自制度のどれを採るかが次の焦点です。
