GIWAのメインネットが未稼働の中、偽のGIWA向けブリッジ(資産を別のネットワークへ移す仕組み)から766.25 ETHが流出しました。DYORSWAPはブリッジを本物と誤認したと説明し、200 ETH超の補償支払いと資金追跡を進めているとしています。
- GIWA未稼働の中、766.25 ETHが流出
- 偽ブリッジは1,335アドレスから767.65 ETH受領
- DYORSWAPは200 ETH超を自己資金で支払い
- 766.25 ETHと200 ETH超の差も補償範囲の焦点です
偽GIWAブリッジによる766.25 ETHの流出
偽のGIWAブロックチェーン向けブリッジに、約200万ドル相当のETHが集まり、そのほぼ全額が抜き取られました。分散型取引所(DEX、運営会社を介さず暗号資産を交換する仕組み)のDYORSWAPは、このブリッジをGIWAのメインネットと当初誤認していたと説明しています。
DYORSWAPが9月28日に公表した事後再構成では、不正ブリッジは1,335アドレスから約767.65 ETHを受け取りました。その後、不正ブリッジから766.25 ETHが引き出されたとされています。今回の被害は、まだ稼働していないネットワークを装った接続情報に資金が集まった事例です。
GIWA未ローンチ警告とDYORSWAPの誤認
GIWAは、Upbit運営会社Dunamuが開発するイーサリアムのレイヤー2ネットワーク(取引の混雑や手数料を抑える補助ネットワーク)です。GIWAは9月27日、メインネットは稼働しておらず、オンラインで出回るメインネット接続情報は偽であると警告していました。
Dunamuは2025年9月、GIWAのSepoliaテストネットをOptimismのOP Stackで開始しています。4月には、Dunamu、Hana Financial、POSCO Internationalが、GIWA Chainを使った国境をまたぐ送金システムを実取引で試験することで合意していました。こうした開発実績がある一方で、今回の時点では本番用のメインネットは未稼働でした。
DYORSWAPの補償支払いと資金追跡
DYORSWAPは、自社のコントラクト(条件に応じて自動で動くプログラム)は侵害されていないと説明しています。同社は、ブリッジを設置した人物、資金の出所、テストに使われた疑いのあるウォレット、資金を受け取ったアドレスを追跡しているとしています。
DYORSWAPは、被害を受けた利用者に対し、自己資金から200 ETH超を支払ったとも説明しています。一方で、流出額として示された766.25 ETHに対して、支払い済みとされる額には差があります。このため、資金追跡の結果と補償範囲がどこまで示されるかが次の焦点です。
