Coinbase Derivativesは、米個別株とETFに連動する無期限先物の枠組みをCFTCへ提出しました。ただし、9月18日公表のSEC通知ではCFTC未承認とされ、CFTCの商品登録簿も9月22日時点で「Approval Pending」を示しています。現時点の要点は、これは取引開始ではなく、現金決済型商品の承認待ちの提案だという点です。
- Coinbaseが個別株・ETF無期限先物を申請
- SEC通知は9月18日公表、CFTCは未承認
- CFTC登録簿は9月22日時点で承認待ち
- 想定取引時間は日曜20時から金曜17時
CFTC承認待ちの個別株・ETF無期限先物
Coinbase Derivativesは、米個別株やETF(上場投資信託)に連動する無期限先物(満期日を設けない先物取引)の枠組みを申請しています。対象は個別の米国株式とETFの持分に連動する先物で、商品そのものは規制当局の承認待ちです。
9月18日に公表されたSEC通知は、CoinbaseがCFTCへ規則変更案を提出し、CFTCがまだ承認していないことを示しています。CFTCの商品登録簿でも、9月22日時点で「Single Stock Perpetual Futures Contract」は「Approval Pending」と表示されていました。
現金決済と株主権を伴わない価格連動
この提案は、公開された規則案であり、トレーダーがすぐに利用できる商品ではありません。商品が承認された場合、参照する株式やETFの価格に連動するポジションを持つ形になります。
現金決済の契約では、損益は現金で処理され、裏付けとなる株式やETFの受け渡しは行われません。そのため、利用者は株式の所有権や株主としての権利を得るわけではなく、参照価格の変動に連動する取引上の立場を持つ設計です。
商品別の支払い条件と想定取引時間
建玉には、保有中の資金調整に関わる支払いが発生する予定です。枠組み全体で一律の料率や支払い間隔を決めるのではなく、商品ごとの付属書や参照資料で計算方法、支払い手順、間隔、公表方法、運用時刻を定める形です。
想定される取引週は、米東部時間の日曜午後8時から金曜午後5時までです。ただし、祝日、メンテナンス、取引所が指定する期間には中断の余地があり、取引停止や規制上の停止措置にも従うとされています。
開始時期を左右するCFTC承認と最終条件
Coinbaseの公式投稿は、同社が申請を済ませ、米国での提供に向けて作業しているという将来形の表現でした。CFTC登録簿が承認待ちである限り、この枠組みは開始済みの商品ではありません。
今後の焦点は、CFTCの承認が進むかどうかと、Coinbaseが商品ごとの最終条件を示すかどうかです。承認済み、開始済み、利用可能といった表現は、登録状況が変わるまで事実より強い表現になります。
