米上院の再開を前に、Clarity Actの9月15日投票は不透明な状況です。下院通過後もDeFi、ステーブルコイン利回り、倫理規定の調整が残り、市場構造法制の行方と事業者の準備を左右し、上院での修正範囲も焦点です。
- 9月15日のClarity Act投票は上院で不透明です
- 下院は2025年7月に294対134で通過
- DeFi、ステーブルコイン利回り、倫理規定の調整
- GENIUS Act後に残る市場構造法制が焦点です
9月15日投票をめぐる不透明感
米上院の再開を前に、暗号資産業界が待つClarity Actの9月15日投票の行方が不透明になっています。投票が行われる可能性、延期される可能性、別の形で再浮上する可能性が並び、成立に向けた手続きは読みにくい状態です。
Cynthia Lummis上院議員らは、法案成立に向けた調整を続けています。Clarity Actは、暗号資産市場の監督や取扱いを明確にするための市場構造法案として位置づけられます。
下院通過後に残る三つの争点
Clarity Actは2025年7月、下院を294対134で通過しました。下院段階では大きな賛成多数を得たものの、上院ではDeFi、ステーブルコイン利回り、倫理規定をめぐる論点が残っています。
DeFiは、ブロックチェーン上の仕組みを使い、仲介者を置かずに金融機能を提供する領域です。ステーブルコイン利回りは、決済用トークンを保有する利用者に利息のようなリターンを認めるかに関わります。倫理規定は、政治家や関係者の暗号資産保有・関与をどう扱うかという制度設計に関わります。
GENIUS Act後の市場構造法制
米国では2025年7月、GENIUS Actが成立し、ドル建てトークンの連邦枠組みが整いました。ただし、これはステーブルコインに焦点を当てた制度であり、暗号資産市場全体の監督分担や取引ルールを扱う市場構造法制は残っています。
Clarity Actの進み方は、取引所、DeFi事業者、ステーブルコイン発行体、機関投資家のルール設計に関わります。9月15日の投票有無だけでなく、上院でどの条項が修正されるかが次の焦点です。
