
現物グリッド取引とは?
現物グリッド取引は、定量的な取引戦略と自動取引実行機能を組み合わせた革新的な手法です。この取引方法では、あらかじめ設定した価格範囲内で「安く買って高く売る」という基本原則を自動的に実行し、市場のボラティリティ(価格変動)から継続的に利益を獲得できます。
投資家は最低価格・最高価格の範囲、グリッド数、投資金額の3つの要素を設定するだけで、現物グリッド取引を開始することが可能です。
この自動化された定量的取引戦略は「トレーディングボット」や「クリプトボット」とも呼ばれており、以下のような明確なメリットがあります:
- 作業効率の向上:手動での反復的な売買作業を大幅に軽減
- 機会損失の防止:24時間体制で取引チャンスを逃さずキャッチ
- リスク管理の強化:感情に左右されない一貫した取引ルールでリスクを軽減
MEXCで現物グリッド取引を始める手順

ステップ1:取引画面へのアクセス
MEXCの公式サイトにログイン後、画面上部の「取引」メニューから「定量的取引」を選択します。これにより、自動取引の専用ページに移動できます。
ステップ2:グリッド戦略の作成
「定量取引」ページに移動したら、「ストラテジープール」セクションで「グリッドの作成」ボタンをクリックしてください。
ステップ3:パラメータ設定と実行
必要なパラメータを入力し、設定内容を確認した後「作成する」ボタンをクリックすることで、現物グリッド取引が開始されます。
重要なパラメータ設定ガイド
基本設定項目
取引ペア 取引対象となる仮想通貨ペアを選択します。例えば、ビットコインとテザーの組み合わせなら「BTC/USDT」となります。
下限値(買い注文の最低価格) この価格を下回ると買い注文の実行が停止されます。市場価格がさらに下落した場合の損失を制限する重要な設定です。
上限値(売り注文の最高価格) この価格を上回ると売り注文の実行が停止されます。利益確保と過度なリスク回避のバランスを取る役割を果たします。
グリッド数 価格帯に配置する注文の数を決定します。注意点として、システムは「グリッド数 – 1」で計算されるため、希望するグリッド数が5の場合は「6」と入力する必要があります。
自動計算される項目
価格差 (上限価格 – 下限価格)÷(総グリッド数 – 1)の計算式で自動算出されます。
1グリッドあたりの利益率 各グリッドで売買注文が成立した際の期待利益率が自動表示されます。
投資設定
投資通貨の選択 BTC/USDTペアの場合、投資通貨として「BTC」「USDT」「BTC + USDT」の3つのオプションから選択可能です。
投資金額 現物口座の利用可能資産に基づいて投資額を設定します。システムが算出する最低投資金額を満たす必要があります。
最低投資金額の仕組み 価格差とグリッド数によって自動計算され、以下の関係性があります:
- 価格差が拡大すると最低投資金額も増加
- グリッド数が増加すると最低投資金額も増加
詳細設定オプション(上級者向け)
トリガー価格 市場価格が指定したトリガー価格を上回る、または下回った時点でグリッド注文を開始する条件設定です。
損切り価格(ストップロス) 基準通貨の売却可能な最低価格を設定します。市場価格がこの水準を下回ると、システムが自動的に損切りを実行し、損失の拡大を防ぎます。
利益確定価格(テイクプロフィット) 目標利益価格に到達した時点で取引を自動停止し、確実な利益確保を行う機能です。
取引終了時の処理設定 「終了時にBTCを売却する」にチェックを入れると、グリッド取引終了時に保有している仮想通貨を自動的に決済します。チェックを外した場合は、取引終了後も該当通貨を保有し続けることになります。
MEXCに参加して今日から取引を始めましょう